「新時代」へ何かを残すために…。

5月1日で「平成」から「令和」に元号が変わり、それに伴い今までの天皇は上皇になられ、4月30日の退位礼正殿の儀の様子を動画で見ていて、その中で「国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。」と述べられていて、謙虚の姿勢がものすごく大事であることを、僕は感じました。
正直、4月1日の新元号が発表されるまで僕は天皇が具体的にどういった公務を行なって、皇室が僕ら国民と直接関係があるのかと言うことはニュースを通じての情報でしか知りませんでした。
阪神淡路大震災、東北地方太平洋沖地震、熊本地震で被害にあわれた被災者の元へ足を運んで声をかけられたり、何よりも常に国民のことを第一に考え行動されたことに対し感謝の気持ちでいっぱいです。
それに加え、パラリンピック 障害者スポーツの普及・発展に対しものすごくお力を注いでくれていたことに対しては、障害者である僕自身も感謝の気持ちでいっぱいです。

4月28日は新宿で行われた「ホーキング青山ライブ〜パラリンピックを語り尽くす〜」を見に行きました。
夕方からの開演だったので新宿界隈をウロウロ。新宿TOHOシネマズの建物の上にそびえ立つゴジラの顔があることは前から知っていたのですが、何気なくフロアガイドを見ているとエレベーターでゴジラのそばまで行ける!と。
ホーキング青山さんのライブまで時間があったので、エレベーターを使いゴジラの顔のそばまで行くと、その大きさに圧巻!多分映画に出てくるサイズの実物(?)と同じもので、もしこんなものが本当に現れたら、即死だわ!と意味がわからないテンションの上がり方をしました。

 

そんなゴジラを見た後に、今年でデビュー25周年となるホーキング青山さんは、僕と同じ先天性の障害を持ちながら落語や漫談を行なっていて、東スポ映画大賞の「ビートたけしのエンターテインメント賞」の『特別芸能賞』を受賞して、グレード義太夫さんと定期的に落語会を行なったりしています。
以前出版さえれた「考える障害者」を読んでから会いたいと思っていたところ、Facebookを介してお友達にならせていただき今回のイベントを見に行こうと思いました。
当日、僕の介助者の交代時間の都合のため最後までいられず「早めに会場へ行ってお話しをしたいです。」と伝えると「開場30分前くらいに来てもらえれば少しであれば大丈夫です。」とお返事をいただいて、18時くらいに会場の新宿Fu-へ行きました。

 

ホーキング青山さんと会うなり早速、名刺とCDと自伝をお渡ししてMy Actionのことを説明させてもらいました。
失礼だと思いながらも、芸人になったきっかけや想いを聞かせていただくと、ビートたけし、立川談志、高田文夫、爆笑問題、浅草キッドといったラジオやテレビで聞く名前の人とホーキング青山さんが話した内容を生で聞かせていただいて、すごく感動しました。
「その年齢で談志師匠や、高田先生のことを知っているなんて杉山さんは変わっているね。」と言ってもらいました。
またCDやMy Actionの活動に対しても、「ここまでクオリティの高いものを作るなんて、やっぱ変わっているね。」と褒めて(?)いただきました。

肝心の「ホーキング青山ライブ〜パラリンピックを語り尽くす〜」は、一言で表すと圧巻!当然のことながら手足は動かないので身振り手振りは出来ず、全てのウデだけで勝負していました。
自身が行なった障害者スポーツに対して、パラリンピックに対して、性に対してと絶対にテレビやラジオでは流せないいい意味でヤバい内容でした。
本当に最後までいられなかったのが悔いですが、始まる前に直接お話させていただいた時間はものすごく嬉しく感謝しています。
また6月30日に大江戸日本橋亭で行われる、〜グレード義太夫・ホーキング青山落語会〜ホラ吹き迷人会を聞きに行こうと思いました。

 

4月21日にJR八王子駅前で行なった、やまゆり園殺傷事件を忘れないアピール活動in八王子から約2週間が経って、「何か新しいことを歩笑夢の皆さんとしたい。」と考えて、歩笑夢のメンバーである風香こと見形さんに提案し一緒に歌を作ることになりました。
まだ細かいことは決まっていないですが、明るいヒップホップ系の歌がいいと見形さんからリクエストをもらい、2人で作詞していくことだけが今のところ決まっています。
まさか、ヒップホップ系が来るとは想定外だったので今から作っていくのが少し不安と同時に、2人で作詞するという初チャレンジに対し今はものすごく楽しみです。
どういった形で皆さんのところに僕らの想いをお届けできるかは、今のうちから楽しみにしていてください。その楽しみにしている気持ちを超えられるように2人を中心にして活動していきます。

 

僕がこれからの時代で大切になってくることは、リーダーシップ創造性、そして信用の貯蓄だと思います。
今の日本においては生活をする上での最低限必要な資源やものは整っていると思い、(格差はあることは別として)パソコンやスマホで知りたい情報を得られたり繋がりたい人とコミュニケーションを交わすことができます。
なぜ、リーダーシップ・創造性・信用の貯蓄が大事になってくると僕なりに分析した結果、先にも書きましたが物は十分整っていてその上で直接人と会わなくてもネットは介してコミュニケーションを取ることで、自分の頭の中にあるアイデアを発信することに対し、「いいね!」をたくさんもらうことで満足度を感じ、極端に言えば大金を得るよりも「10万いいね!!」を獲得することに意味や意義が価値化されていると思います。
つまり、たくさんの「いいね!」=「信用が高い」ことだと僕は考えています。今や誰もがクリエーターになれる時代においてSNSの「いいね!」に対しこれからはもっと「価値」が付いてくると思います。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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