今年も残り4ヶ月と考えると本当に時間が流れていくのが早く感じて、いつ自分の身体が朽ちてこの世界からいなくなるのかとたまに考えることがあるのですが、2020年の新型コロナウイルスのようにいつまたあのような謎のウイルスが訪れてくるのかや、カムチャッカ半島で起きた大地震のように日本でもいつ震災が起きるかはわかりません。
南海トラフに加えて富士山の噴火の可能性や、今年の酷暑のように年々気温が上がっていくことで“外出禁止命令”のようなものが国から出されてもおかしくない状況の中で、いつこの世界から自分が去る日が訪れたとしても後悔だけはしたくないと強く常に抱いて、目の前にあるやるべきことに向き合ってひとつずつ確実にクリアしてカタチとして残していければと考えています。
きっと100年前に亡くなった人が仮に現代に蘇ったら、テクノロジーの進化や天候の変動などに対して驚くことは確実だと同時にそれぐらい様々なものがすごい勢いで進化や変化を遂げている中で、僕らにとって生きやすくなった面とそうでない面が存在していると考えた時に自然と今後どうやって共存していくかはこれまで以上に向き合っていかなければいけない課題の一つであると考えています。
その中で僕のような障害を持った者が、自分が望む生活を今のように維持していきながらもさらに社会に参加していけるためにも現在の制度の中身をアップデートしていくのと同時に、人の心を少しでも変えていけるように僕のような障害を持った者がいることをさらに知ってもらうことに力を注いでいかなければと考えています。
絵本“ひとりでできないもん!”の制作費約150万を集めることと、来春に出来上がる絵本をひとりでも多くの子供達やそのご家庭をはじめ全国の小学校などに届けることを目的とした、クラウドファンディングが8月1日にスタートしました。
前日の31日にはFacebookで0時過ぎまでライブ配信を行って、作品や今回のクラファンに対する僕の思いを改めてお伝えする場を設けて約1時間半くらい話して、0時を過ぎたと同時にクラファンが無事にスタートしたのを確認して配信を終えました。
翌日の1日には3人の方が支援していただき、合計金額が7000円まで集めることができているのでとても感謝すると同時にこの勢いをキープして目標金額の150万を超えられるように、僕ができることは全て行っていこうと決意を新たにして心がメラメラと燃えながらも長期戦なので身体に無理のない範囲で継続していくことを意識していくつもりです。
1日は24時間しかなく、その中で食事や睡眠を最低限確保した上でブログやスタエフやYouTubeなどのベースとなるやるべきことは必ずやった上で、外が暑い中でもなんとか調整して人と直接会うことをたくさん作っていくことで、クラファンのことを伝えることと同時に人脈を広げていろいろなことに応用していければと考えています。
デジタルで簡単に人とコンタクトが取れる時代になったからこそ、電車やバスや徒歩などでこちらから会いたい人のところへ出向くことの価値が以前よりも上がっていることには間違いなく、そこに対してアンテナを張って実際にアクションしていく人がこれから先に置いて生き残っていけると自分に対しても強く言い聞かせて実践していこうと思っています。
絵本制作のクラファンと同じように、僕のように手足を動かすことができない障害を持っていても“重度訪問介護で、仕事や通勤通学の時に使えるようにする”ための取り組みに置いても同様で、いろいろな人と直接会って何気ない話をすることにも大きな意味があると考えて、そこから取り組みに対して様々な考えを自分の中に吸収していきいろいろな障害を持った人が使いやすいものを作ることができればと考えています。
少し話は逸れるのですが、子供の頃は大人よりもグループや派閥がはっきりとしていたことから物事がスムーズに進み易い状況だったとふと思う時があって、一方で大人になるにつれて派閥やグループが少しでも違うと嫌な顔をされることや話を聞いてもらうことすら簡単なことではなくなっていきます。
僕はこのような状況はあまりいいと思っていなく、もう少しはっきりと物事を相手に伝えることや〇〇さんと関わっているなら私とは関わらないでほしいといったようなことの方が、世の中の課題は解決しやすくなるのではないかと考えています。
障害福祉の現場においても、介助者を派遣する事業所は誰の為に業務を行っているのかやニーズをもっとしっかりと把握して“今までこうだったから”といった必要のない固定概念を捨てて、サービスを誰の為に行うのかとニーズを聞く相手をもう一度しっかりと把握して理解する必要が大いにあると僕は考えています。
それを実現する為にはサービスを提供する運営側に障害者を配置していなければ、障害のない人たちだけで構成された団体や事業所では障害当事者が本当に望むことや抱えている悩みを理解することは不可能に近いのではと僕は考えて、僕が尊敬する中西正司さんが考えた“当事者主権”はこれからも引き継いで残していかなければいけないと改めて強く感じました。
途中からクラファンのことから離れてしまいましたが、改めて絵本制作についての思いとしてはクラファンを達成することは大前提でそこに対してやるべきことは全て行うつもりの上で、進みながら足りないところがないかを考えながら修正する作業を繰り返し行っていければと思っています。
とにかく人と直接会うことに時間と体力を使っていくことに集中しながらも、今までと同じようにYouTubeやスタエフとブログなどのデジタルツールをうまく使い分けてクラファンのことを知ってもらうことと支援やシェアして頂ける方を一人でも多く増やしていくことに集中して行きたいと考えています。
まだ始まったばかりで、この先季節の変わり目や疲れで身体がどうなるかわからない中で十分に気をつけながらクラファンのことを中心にしながら、“重度訪問介護で、仕事や通勤通学の時に使えるようにする”ための取り組みも少しでも進めていくことを意識して行きます。
どうかクラファンの支援とシェアのほど、よろしくお願いいたします。
My Action General producer・Performer Sugiyama.