河川敷にいる僕

オリジナリティとは…。

週間天気予報を見ると、火曜日から晴れのマークがオレンジから真っ赤になっているのを目にすると外へ出ることを少し考えないと身体を壊すことに繋がるのと、一緒にいてくれる介助者への負担も大きくなるとすごく今から怖い気持ちでいっぱいです。
もう僕が子供の頃のように、夜は冷房を使わなくても窓から入ってくる風で心地よく寝られることは今後あまりないのだと思うと、ニュースで取り上げている給付金などで生活できると思っている議員の感覚を疑ってしまいます。
米の価格が上がったことや、夏の気温が上がったことも含めてこれまでの“常識”とされることや一定のルールが徐々に変わりつつあって、それらの変化に対して柔軟に対応していく力を身につけていくことと少し先を見据えて、今やるべきことがなんなのかを常に考えて行動に移していくことが求められてくるのではと僕は考えています。
自分の中にある固定概念や常識とされる思考や見かたから脱して、いろいろな状況の変化や自分の周りにいる人が持つ思考や常識に対してどこまで歩み寄っていくのかと、自分のなかにある信念とされるものをどこまで柔軟にして合わせるべきところで変えていけるかが、これから生きていく上でとても重要な力の一つではないかと思っています。

白い壁の前にいる僕の写真

11日に、今年の冬に発売を目指している絵本製作のミーティングを行う中で、7月中に絵本のイラストのサンプルに近い状態を出して欲しいという要望をイラストレーターへ伝えて、それが出来上がり次第SNSにアップして絵本のことについて知ってもらうように動き出しています。
おそらく背景の色は白になりそうですが、書店に置かれている「ぐりとぐら」や「はらぺこあおむし」など超ロングセラーをかましている絵本を実際に見に行って、最終的に「ひとりでできないもん!」をどうするかを決める予定です。
「えんとつ町のプペル」のような綺麗な背景が理想ではあるものの、一人のイラストレーターの力ではそこまで再現するのが限界があるのでできる範囲で作っていく中で、大切なところとなるストーリーやメッセージ性が読んでくれる人に届くことの方が重要であると考えています。
だからと言って“自費出版”丸出しのクオリティににはならないように気をつけながら、全国の小学校や保育園と幼稚園に置いてもらえるようにすることを目指して、この絵本を通じて障害がある人がいることを知ってもらうことと、どんな生活をしているのかを知るきっかけの一つとして役割を果たせるように作っていければと考えています。
毎日のように配信しているYouTubeも同じで、僕という人間を通して障害を持つ人のことを知ってもらうことや関心を持ってもらうきっかけの一つになれればと考えて行っているので、テーマを決めるときにすごく意識して考えながら決めた上で話すようにしています。
たまに人から、「行っていることはいいけど、オリジナリティに欠けるよね」と言われることがあって、感情論で言えばイラッとする反面でその言葉が決して間違っているとは受け取っておらず、絵本やYouTube配信にしても誰かが行っていることを参考にしている部分は大いにあって、My Actionオリジナルコンテンツを作り出すことができればと思っています。
世の中には、千以上のさまざまなコンテンツが次から次へと生まれては消えていっている現代で、僕のようにモノを作るクリエイターや歌などを作って表現するパフォーマーにとっては戦国時代のような厳しさだと感じると同時に、そこに加えてAIというすごく便利で脅威となるものが爆誕したことによってオリジナルコンテンツが生まれにくくなっていることは間違いありません。
それを踏まえて考えた時に、パフォーマーとして何かのツールを使って自分の思いや考えを表現する役割を選んだことはきっとこれからますます厳しい状況になっていくのは間違いなく、同時にそこから一歩抜き出ることを目標にしていくのか自分にしか伝えられないことや表現できないことがなんなのかを考えてカタチにしていくことが、すごく大きく左右すると思っています。
乙武さんの書籍、五体不満足が出版された時のようにそれまで障害を持った人が書いた書籍がものすごく評価されて、多くの人の手に届くことと認知度が高くなることはおそらくこれから実現するとなるとかなりハードルが高いものになってくると考えています。
だからと言って不可能なことではないと同時に僕は捉えているので、これから出版する絵本やYouTube配信を継続していくことに加えて地域の小学校に足を運ぶ活動をもっと進めていくことを行えば、あとはタイミングと僕の活動を見てくれる人が判断することだと考えてやるべきことに取り組むしかないと考えています。

河川敷にいる僕

先日僕のところに新しく介助に入る可能性がある中国から来た人との研修で、簡単な英語のフレーズを使ってもなかなか伝わらず簡単な日本語でいろいろな言い方に変えて何度も伝える経験があって、言語障害がある僕にとってすごく悔しい思いをしました。
まず研修に来てくれた人が悪いと言っているわけではなく、これまでのように日本人の学生がバイトとして新しく来てくれることが減ったことが現実としてある中で、福祉に限らず海外から来る人が仕事として選ぶことは可能性として高くなると考えています。
どこの国の人であろうとも、相手も僕もお互いに歩み寄る気持ちをもつことと簡単な英語が使えることがベースとして持っていないと、僕のように手足を動かすことができず介助者に全てのことをサポートしてもらう障害を持った者にとっては、かなり高いハードルだと感じました。
だからと言って一回で断ることは、自分に対して負けを認めることになってくると僕は考えているので選択肢から外して、来週もう一度来てもらうことにしてどう言った言葉を使って伝えていくことで理解してもらえるのかを、自分の中で勝手に勝負として捉えてワクワクしています。
それこそスマホの翻訳アプリなどを使っていけば簡単なコミュニケーションを交わすことはできるものの、身体介助をしてもらう状況になった時にはスマホを使っている余裕はない中でどうしていくかがこれからの課題だと考えています。

下から撮影している僕の写真

 

 

黒い背景の上に赤く塗られた丸があって、その上に銀色の星形がありその上に黒字でmy、青い字でactionと記されたロゴが中央に

My Action General producer・Performer Sugiyama.

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