ワシントン4日目&5日目…。

やっと4日目と5日目のとこまできました(笑)
今回は少し長いのでご了承ください。
 

午前中は文化会に出て、障害を持ってる人が大学を出た後にパソコンを使って仕事をするために必要なスキルを教えてるプロジェクト団体の説明を聞きました。
アメリカでも障害を持っていると就職しづらいという環境は日本とあまり変わらず、軽度の障害であれば一般企業へ就職がしやすいけど、重度の障害だと厳しいという現状。

 

日本でも職能開発室でスキルを高めたり、作業所へ通い安い賃金で働くというのが障害を持っている人の仕事の仕方の大半を占めています。
法律では大きな会社の場合は障害者を雇用するというルールがあるんだけど、ほとんどの企業は罰金を払えば済むので、ルールの効果がないのと同じと自分は思っている。

 

話は戻るけど、この日から通訳ボランティアの方が来てくれて自分たちが希望した文化会に同席してくれて通訳してくれました。ただ通訳と発表者の声を上手く聞くのに頭を使って、頭のCPUのスペックが低い自分にとってはなかなか発表者の言葉や意味を理解しきれない感じでした(汗)

 

その後は翌日に行う 国会までのマーチで使うプラカードを沖縄から参加した聴覚の障害を持ったナカマが習字で書いてくれました!

 

「相模原のような事件を繰り返さない社会に!」

 

 

「19の命を忘れない」

 

 

「Nothing About Us Without Us!」(私たちのことを私たち抜きで決めないで!)

 

 

といった様々な想いを紙に書きました。
その様子を他の国から来ている人が興味深々に見ていて、まるでサイン会を行なっている状況でした。
きっと、墨汁を使い文字を書くというカルチャーが珍しかったのかな。

 

習字に興味を持ったいろいろな人が集まって来てまるで屋台みたいだった(笑)
プラカードを書いている様子を介助者にムービー撮影していると、「杉山も何か伝えたいことがあれば、書いてもらえれば?」とメンバーから言ってもらい、調子に乗り「じゃあ、『My Action』って書いてもらってもいいの?」と確認してからちゃっかり書いてもらいました!(その紙はしっかり自分のアパートの部屋に飾ってます)

 

夜は 黒人やLGBTの人などの表彰式と交流会でした!
同じテーブルになった身体の男性の方と仲良くなり、その場でFacebookのフレンドになってもらいました。
会場が賑やかでそのうえアルコールを飲んでテンションが上がっていて、所々何を話したかあまり覚えていない笑
でも、交流会だけで約10人以上と話して必ず写真撮影!
こちらにも通訳ボランティアの人がいてくれたおかげで、言葉の壁を感じずに他の国の人といろいろ話せてすごく楽しかった!!


 

 

 

 

 

交流会が終わりホテルに戻る前にスーパーへ!

 

チャレンジしよう!!!!

 

とアルコールのパワーを借り、スーパーの中で介助者に離れてもらい自分からスーパーのスタッフに声をかけサポートしてもらい、商品セレクトから会計までを自分の片言の英語で伝えなんとか希望の商品を買えた!!!!

その様子をムービーで残しておけば良かったと後悔。
ホント買い物1つでも英語で欲しい物を買えたことがすごく自分にとって嬉しいうえにいい経験になった!!!!!!!

買い物していて思ったのは、日本に比べてスタッフに対し気軽に声をかけやすいし、スタッフも自然に手伝ってくれるのでホントに「介助者がいなくても平気」と心から思えた。

 

 

アメリカ 5日目!!

この日は午前中から、前日に文化会をしたホテルから国会議事堂まで約3時間くらいかけて、各国の人が集まりマーチをしました!
マーチをする前にメンバーが作ってくれたタトゥーシールを貼り、自分で持っていった赤と白のペイントで日本の国旗を両手に描き準備万端!!

 

ちょうどその日のアメリカはメディカルケアの問題で障害者が危うい立場に立たされている真っ最中でした。オバマケアがなくなりトランプ政権に変わったことで、社会的に弱者の障害者に関するお金をカットしていました。
たった1人の大統領が変わっただけで多くの人たちにとってマイナスな状況になるのは非常におかしいと参加していて肌で感じました。

マーチは日本のデモ行進と違って街頭にいる人も応援してくれていて、どこかお祭りみたいな感じ!
でも、政府や国会議員に訴えたいことはしっかり声を挙げていた。
日本のデモ活動もこういったスタイルにすればもっと若い障害者や関心のない人も巻き込んで、デモ活動や運動に興味を持って参加するのかなと自分自身考えさせられた!!
すぐにスタイルを変えるのは困難なことということも自分の中で考えながらマーチに参加していた。

 

国会議事堂についてから、みんなで芝生の上で弁当を食べながらニューヨーク州知事や障害者団体の代表がスピーチをし、「今日世界中からいろいろな人が集まってマーチをしていることに嬉しく思うのと、これからも障害者やマイノリティの人が住みやすい世界に変えていこう!!」とスピーチで話しているのを見ていて、その空間や場所に自分が存在していることの喜びと、今から27年前に障害を持った人が

 

自分たちの権利を訴えるため車椅子から降りて自分の力で国会議事堂の前の階段を登っている映像の場所に自分がいる

ことへの様々な感情が溢れてきて、なぜか涙が出てきた。

 

普段の仕事やMy Actionとしてこれからやろうとしていることに対し、中途半端にしないで自分なりの必死で望んでいこうと改めて決意した。

My Action General producer・Performer Sugiyama.

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