普段はあまり人に対して声を荒げて怒ることは少ないのですが、13日にトモダチの結婚式へ行く際に最寄駅からタクシーアプリを使ってユニバーサルタクシーを使った際に、車椅子のままタクシー車内へ乗り降りする際に使うスロープの取り付けにドライバーさんがあまり慣れていない様子でした。
それに対しては、僕ら障害者がもっと普段からタクシーを多く利用することでドライバーさんにスロープの取り付けに慣れてもらえればよいことだと考えているのですが、結婚式の時間まであまり余裕がなかったため、「ちょっと急いでください」とお願いしたところ、「高齢なのでゆっくり運転します」と返ってきました。
確かに安全運転で進むことはよいことで大切だと思うのと同時に、タクシーを呼んだ場所から結婚式の会場までタクシーで約15分程で道も結構広くて他の車もあまり走っていなかったので、僕としてはもう少し早く走って欲しいと思いました。
それについてはまだ僕がせっかちなので我慢すればいいことですが、八王子市から毎年一枚300円分のガソリン・タクシー券が支給されて都であればどのタクシー会社でも使えるはずで、今回もそれを使おうとしました。
目的地に着いてガソリン・タクシー券をドライバーさんに渡すと、「一度会社へ連絡して使えるかどうか確認します」と返ってきたので、「であれば、急いでいるのでクレジットカードでも大丈夫です」と言ったのですが既に電話して、体感で10分程会社と話している様子をジッと車内で待ちながらイライラしていました。
ドライバーさんが100%悪いとは思っていなく、僕ら障害者がもっとタクシーを使うことやタクシー会社からそういった場合の対応をドライバーさんにしっかりと伝えておくことが大切で重要なのかなと、イライラがだんだん冷めてくる中で冷静に考えました。
13日に元々僕の介助者として学生時代に働いてくれていたトモダチの結婚式へ行って、とてもステキな披露宴で新郎新婦のご家族やご友人の様子を見ているとすごくいろいろな人から愛されて、逆に新郎新婦もとても一人一人のことを大切にしているのが会場から伝わってきました。
僕はこれまで自分の身内も含めて、今回で3人目の結婚式に参加している中で当たり前のことですがそれぞれのカラーが出て、特に今回の式は新郎新婦の想いから堅苦しいものではなくパーティーのような雰囲気で、食事もテーブルマナーをそんなに気にせず食べれるものが出てとても美味しくいただきました。
出席者が座る席には、直筆の手紙が置かれて中を読んでみると僕と新郎とのこれまでの関係がこっちが思っていた以上に彼にとって大きなものだったのだと、手紙から伝わってそれだけで嬉しくて胸が締め付けられてウルウルしていました。
新婦さんとは、LINEビデオ通話で一度以前に話したことはあったのですが、直接顔を見てお話しさせていただく中で本当に優しくて芯が強い方で新郎の彼ととてもバランスが取れてるなと家族の一人の様に心から嬉しく感じました。
お酒もたくさん飲んで、全ての式が終わって会場を後にしようとエントランスにエレベーターが着くと新郎のお父様がいたので少しお話させていただくと、先程も書いた様に僕の存在が彼にとってすごく大きくて以前からお話しは聞いていますとおっしゃっていただいて、今も僕に関わってくれている人に対してできる限り向き合っているつもりですが、さらにその想いが強くなりました。
最後に新郎の彼と、「またゆっくり奥様も一緒にお酒を飲もう!」と約束して会場を後にして、このまま帰るのもなぁと中野にあるスナックCandyへ行って2時間ぐらいお酒を飲んでそこの場を作るために支援したクラファンについて、オーナーさんからお礼を言っていただいたので、「じゃあ、今度スナックSugiyamaをしましょう!!」と即決めしました。
この日一日を通して、自分から外へ出て積極的に人と会うことをしなければ確実にインプット量が減って、思考が固まって精神的にも歳をとってしまうと感じたので、これから徐々に寒くなっていく中でも人とたくさん会う機会を増やしていこうと思いました。
11月29日に出版する小説、ひとつの空 の著者近影とSNSのプロフィール写真の撮影で、15日に午前中から渋谷駅周辺をYouTubeチャンネル 病気障がいラジオ(仮)のパーソナリティで11月後半に渋谷で個展を開く、フォトグラファーのイシヅカマコトさんと1日一緒でした。
普段からスマホで撮影する機会は多いですが、一眼レフで自分の顔や車椅子の位置や細かな角度を調節しての撮影はスタートした時は少し緊張しましたが、徐々にカメラを持つイシヅカさんが考えている画角がなんとなくイメージできて、言われる前に車椅子の向きや角度を調節して進んでいきました。
お昼ご飯を食べながらいろいろと話をする中で、カメラのレンズを通して今までたくさんの人の姿から歩んできた道や経験など全てを写真一枚に収めているのだと思い、こういった人が福祉に関わってくれることの嬉しさと今回撮影していただいたことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
撮影した写真は編集して後日僕の手元に来るそうなので、ひとつの空の著者近影やSNSのプロフィールで使う予定なのでぜひ見ていただき、イシヅカさんに撮影してもらえたらなと思っています。
My Action General producer・Performer Sugiyama.