先週の今頃は病院で検査入院して、ほとんどの時間を寝て過ごしてゆっくりと流れていた時間から一転して土曜日にアップしたブログにも書いたように、YouTube配信やスタエフの収録などいつも通りのことに取り組んでいられることがすごく楽しく感じます。
1日があっという間に過ぎていく中で、いろいろな個性を持った介助者が入ってくれることに感謝しながらも、当然のことながら自分と相性が合わない介助者と時間を共に過ごさなければいけない現状の中で、僕が一番大切にしているのはコミュニケーションです。
僕も介助者も双方がコミュニケーションを通じて、お互いが興味のあることを知ることは大前提であると共に同時に介助をしてもらう中で、必要最低限のことを伝えるだけでお互いが理解し合えてスムーズに快適な環境や関係性を作ることにつながっていくと、20歳から約20年介助者のサポートを得ながら生活している中で大切にしていることです。
年齢を重ねていく中で、介助者との年齢差が確実に離れてコミュニケーションを交わすにしても何を話してよいのかと戸惑うことがある中で、こちらから介助者が学生であれば何を勉強しているのかや、最近の面白いコンテンツについて尋ねることを積極的に意識するようにしています。
それがどこまで介助者にとってよいと感じているかは正直わからないですが、長い介助であれば12時間(途中休憩あり)の時もあったりするのでずっと話している訳ではなく、時にはあらかじめトイレなど必要なことを済ませた上で物理的に離れる時間を確保することで、お互いがストレスを感じずに1日でも長く介助をして受ける関係性を継続できると僕は考えています。
27日には、以前から何度もブログやYouTube配信でも触れている“重度訪問介護を仕事や通勤通学時にも利用可能にする”ための取り組みの一つとして、日本共産党の綿林夕夏さんに依頼をして、八王子生活者ネットワークの玉正さやかさん、金子亜希子さん、舩木翔平さんに、お忙しい中お時間をわざわざ取っていただきお会いして考えと気持ちをお伝えしました。
実際、本当にこの取り組みが動き出すかや実現するかは現時点では0%に近い状態にあることは確かなことだと理解しながらも、0%から100%へ高めていくためには具体的に何をしていき、どういったことが必要なのかを約1時間ほど話をさせていただく中で僕の考えに賛同してくれたことはまずものすごく嬉しく感じました。
その上でこれから僕がやるべきことは、この取り組みに賛同してくれる多くの仲間を集めることだと市議会議員との話し合いの中で改めてはっきりと見えてきた上で、尚且つ障害当事者や団体や同じような思いや考えを持った人をどう集めて進めていくかが、同時に課題として浮き彫りになりました。
まず話し合いの場でも僕が強く伝えたことは、この取り組みが実現したからといって障害者や病気を持った人全ての人に対して“働け!”といったものではなく、働きたいと思っている人が現行の障害者支援法の中でそういったことはアウトとされていることを変えることが、一つの目的だと再三お話しさせていただきました。
同席していただいた市議会議員の方の反応は、かなり良いものであると共に僕が作成した提案書を褒めていただいたことに加えて、「杉山さんが考えていらっしゃることは、絶対に本来国として取り組むべきことだと思います」、「現在行われているMy Actionの活動はとても素晴らしいので、この取り組みが実現したら仕事として今以上に胸を張っていいこと」などといった言葉をいただきました。
その言葉に対してとても嬉しく感じたと共に、自分の気持ちを良くすることが取り組んでいることの目的ではないと自分に強く言い聞かせながら、僕やこれから社会に出て生活する障害者や病気を持った人や、またそのご家族や支えている人たちにとって少しでも快適な環境や“労働”という一つの義務を障害や病気があっても果たすことが出来る選択肢を作ることを目指さなければと強く感じました。
まだ、始まったばかりで全然前進せずに終わってしまう可能性も大いにある中で、あまり熱量を高く書いても結果を作ることができなければただの戯言になってしまうので、目指している世界や社会に見合った行動と発信をこれからも継続しながら強く意識していこうと思っています。
まだここには書けないこともいろいろと教えていただく中で、思っている以上に限られた中でさまざまな施策や行政としての取り組みが多く積み重なっているのを感じたと同時に、僕が行おうとしている取り組みが実現すれば行政に収まる税金は確実に増えるので、小さな課題をクリアしていけばデメリットよりもメリットの方が遥かに大きいものだと思いました。
僕が年齢を重ねたことで、今まで政治に対してさほど関心がなくメディアや取り扱われるものは自分の国のこととして考えていないことから、僕よりも年齢が下の障害有無問わない人たちにもっとよい暮らしをしてほしいと強く思うようになってきました。
だからと言って選挙に挑戦して議員になりたいかと聞かれたら、そういった考えではなくてあくまでも“福祉×エンターテイメント”のジャンルでMy Actionの活動の一部として取り組んでいきたいと考えています。
長くて硬くて大切だけれどもあまり面白くない話になってしまいましたが、他にも今年の12月完成を目処に動いている絵本のキャラクターの“くらっかーくんとシロコさん”のオリジナルタンブラー制作に取り組んで、そのサンプルが来週に届く予定で3000円で販売していこうと考えています。
また先日購入した、ラップトップとアイトラッカーの調子があまり良くないので原因を調べる時間を作って自分でパソコン操作ができるようにしていくことと、6月のどこかで都内の小学校との交流を予定しているのでとても楽しみなのと同時に、身体を壊さないように休める日を確保してバランスを取りつつ動いていけたらと思っています。
My Action General producer・Performer Sugiyama.