空を背にしている僕の写真

2024年→2025年…。

今年も残すところあと4日となって、なんとなくぼんやりと振り返ってみたところ春は花粉・夏は酷暑にやられてほとんどあまり活動が自分の思い通りにスムーズに進むことができなかったと、少し悔しさが残る一年でした。
年齢を重ねていることもあるのか、暑さに対してだんだん弱くなってきているのと地球温暖化が進んで平均気温が上がっている両方の側面があって、さらに20代の時であれば“気合い”で介助者に対して自分がやりたいことを突き通せていたのが、今はその勢いが衰えてきているのを感じています。
それでもおそらく他の障害を持った人と比べた時には、自分がやりたいことに対して取り組む姿勢や時間と人と会うことに対しての体力はある方だと自信を持って、この現状を維持して来年もいろいろな人に会って様々なことに取り組んでいく中でもっと成長して他の人をサポートできる立場に立てればと考えています。
今年の1月に起きた能登半島沖地震をはじめ、いつ何が起きるかわからない可能性が大きくなっている中で1日を大切にして自分がやりたいことに取り組んでいくことで、後悔しないことがこれからますますとても大切になっていくと僕は考えています。
“表現者”としては、楽しいと思ってもらえることを常に考えて行動に起こしていくことが大切な役割だと考えているので、11月に出版した小説や1月の書籍などをもっと多くの人に届けていきながら、2025年の12月に絵本を出版することに向けて必要なことを確実に取り組んでいければと考えています。
空を見上げている僕の写真

 

今年の中で僕にとって一番の大きなチャレンジは、やっぱり約2年の歳月をかけて書いた小説 ひとつの空 を無事に出版できてたくさんの人が購入して読んでいただけることがすごく達成感と嬉しさに満ち溢れています。
当初は8月に出版する予定で動いていたのですが、今年の酷暑の影響で僕が体調を崩してしまってスムーズに進めることができなくなって発売延期をせざるを得なくなったことで、逆に良いものが出来上がったので成功と言っていいと考えています。
小説に限らず世間に発表するタイミングを決めることはすごく難しいと改めて感じさせられて、2025年の絵本出版も冬を予定しているのに対してもまだ本当にその時期でよいのかと考える時があって、もしかしたら変更する可能性もゼロではありません。
せっかく作っていろいろな人の手に取ってもらいたいと考えるのが自然で、それを達成するためには発売するタイミングや価格を含めて告知する方法をもっとあらゆる角度から考えていく必要があると僕は思っています。
また良かったこととしては、11月にフォトグラファー兼YouTubeチャンネル“病気障がいラヂオ(仮)”のパーソナリティのイシヅカマコトさんが、東京の渋谷で個展を開催されることにあたって立ち上げたクラファンを支援して、写真撮影をしていただいたことと個展に行ったことがすごく楽しく思い出に残っています。
個展会場で会った人と話す中で、いろいろなことを考えさせられて自分にない視点や考えに気付かされることで、改めて人と直接会って話をすることの大切さと一人の人が“ハブ”の役割を担うことで、人の繋がりが広くなることの重要さをすごく感じて自分もそうなりたいと思いました。
また夏にあった宇多田ヒカルのライブに行く予定でしたが、とてつもない暑さで仮に行ったとしても人がたくさんいて熱中症になる可能性があると考えた結果仕方なく断念したことが、すごく今年の中で大きく悔いが残ることの一つに入っています。
正直なところ行こうと思えば行けたのですが、熱中症で倒れて他の活動がスムーズに回せなくなっては元も子もなく自分の中でそんなにインセンティブが高くなかったこともあって、僕と介助者のチケット約3万円ぐらいが泡のように消えてしまいましたが身体を壊すよりはいいとポジティブに捉えています。
年々夏の気温が上がっていることで、ライブや他のイベントに行くことのハードルが上がっているので個人的には6月とか10月にそういったライブやイベントをおこなってもらいたいと考えるのと同時に、暑さ対策を本格的に考えて首につけるファンを買って試してみるのも一つの手かなと考えています。
つい先日も行った利島村の小学校とのオンライン授業は、今年だけで3回ほど行えて遠隔で限られた中で伝えられることや楽しめることは何かと授業を行いながら考えることで、少しでも子供たちが僕のような車椅子を使って生活している人をイメージしてくれることに繋がればと思いました。
この前のブログでも書いたように、年明けか2月のどこかで実際に足を運んで利島村へ行って直接子供たちと会って話をしたいと考えているので、そこまでに自分がやるべきことや子供達に何を伝えられるかをしっかりと考えていこうと思っています。
オンラインであっても、子供たちと話をすることで年齢を重ねて視野が狭く思考が固くなった僕にとってはすごく大きな気づきを毎回もらえて、何よりもその時間がすごく楽しくて仕方がないので続けていきたいと考えています。
この文章を書きながら、もっとできることがあったはずと思う一方でそれ自体が高望みであって、今の僕が今年やってきたことができることであって、それ以上を望んでも自分の実力が追いつかずに体力がない結果だと考えています。
あれもこれもと一日を本当に必死に生きているつもりの僕に取っては、出来たことより出来なかったことに対して目が行きがちになってしまうのでこれから直していくのと同時に、他の人に頼んでサポートしてもらう力を伸ばして行かなければと考えています。
赤いジャケットを着て人を待っている僕の写真

 

よくテレビやSNSで自分の一年を振り返って漢字一文字で表すとよくみることがありますが、僕の今年一年を振り返って単語で表すのであれば“褒めること”かなと思い、先ほども書いたようによく高望みをしてしまう僕にとっては、もっと自分を褒めて現状に対して満足する感覚を今よりも大きくしていければと思っています。
やりたいことがたくさんあっても、身体は一つしかないのと一日は24時間と皆に平等に与えられている中で活動や生活に対してどれぐらい時間と力を割くかを、今よりもしっかりと考えて“出来たこと”に対してもっとポジティブ思考を持てればと考えています。
あとは、来年はもっといろいろな場所へ出掛けて旅行をしてさまざまなものに触れる機会を作っていくことで、またそこで出会った人や話したことから活動や作品に対してフィードバックして“表現者”としてもさらに成長していきたいです!
今年1年で出会って関わっていただいた方に心から感謝の気持ちと、来年もさらに関わっていただくことになることを覚悟していただければと思います。

空を見ている僕の写真

 

黒い背景の上に赤く塗られた丸があって、その上に銀色の星形がありその上に黒字でmy、青い字でactionと記されたロゴが中央に

My Action General producer・Performer Sugiyama.

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