2年前の7月26日にある一人の男性の手により19人の命が絶たれた。
それは相模原にある、やまゆり園障害者無差別殺傷事件である。
僕ら障害者にとっても社会にとってもすごく衝撃的な事件である。
犯人の植松容疑者は「障害者は社会にとって意味のない者だから、殺していい対象」であると今も刑務所の中で思想を変えていないそうだ。
これは植松容疑者だけが持った特別な考え方ではないと僕は思う。ただそれを言葉にしさらに行動に起こすかどうかの違いだと考える。
もちろん、どんな人であっても殺していい対象はないことは絶対的にあると思う。障害者差別禁止法やバリアフリー新法などでハード面は強化されつつあり、僕ら障害者が社会の中で生きていく上に当たってすごく障壁を感じにくくなってきていると思う。
それは素晴らしいことであり、平等の社会が現実のものに近づいていることに違いない。でも僕個人的には法律で人の心は変えられないと考えています。
残念ながら、植松容疑者が持っている思想と同じようなものを持っている人は現段階でもいるし、もっと言えばゼロにはならないと僕は考えています。
だからと言って、障害者は殺していい対象ではありません。ということは日本国憲法の基本的人権に沿うことだと考えます。
では、今後このような事件を2度と起こさないためにはどうしたらいいのかと僕なりに考えた時に、答えは1つです。
「今」を精一杯生き、少しでも社会参加をすること
だと思います。
あまり多く余計なことを書くとまとまらないのでこれぐらいにしておきます。
1つ最後に、僕は基本的に障害者・健常者という壁や言葉が嫌いです。
だって、同じ人間だから。
My Action General producer・Performer Sugiyama.