急に25度を超えて初夏のような暖かさの日かと思えば、15度で風が冷たく突然雨が降り出したりする不安定な天気が多い1週間でした。
徐々に緊急事態宣言が解除されたことによって街中で人を多く見るようになってきました。といっても僕はあまり外に出ずネットニュースの映像で確認した範囲です。
以前にも書いたようにテレビのニュースで取り上げられる感染者数は2週間前の数字であるという認識が、どのくらいみんなの中にあるのかと疑問に感じます。
今、外に出てしまうと2週間後に感染者がまた増えてしまい第二波・第三波の感染拡大の恐れがあるということを常に意識して生活していかなければいけないと僕は感じます。
“いつ元の生活に戻れるのか”といった声がネットでもテレビでも介助者からも聞きます。いろいろな角度から見た時の元の生活がどういったものであるかはここでは置いときますが、僕の考えではコロナ前の生活には戻らないと考えており、リモートワーク・オンライン授業など“New Life Style”になっていくと考えています。
僕のような手足を自分の意思で動かすことができない障害者にとっては、リモートワーク・オンライン授業が選択肢の一つとしてメインストリート化になれば今よりも社会参加できるチャンスが増え、特別支援学校に通わずとも地域の学校で授業を受けられる可能性が広がっていきます。
ここで“New”と書きましたが新しいものではなくこれからの“Standard”になっていくので、それに僕らが慣れていく必要が求められていると思います。
もちろん、全てにおいて変わっていけない!のではなく今まで日本人や世界中の人が長い歴史の中で培ってきた、大事な価値観や考えはこれからも大切にした上で伝え続けていく必要があると思います。
僕が強く感じるのことは、いろいろなものや出来事に対し“意識”して生きていく必要があり、そうでなければ社会の中で自己を律し表現できないと感じます。
ネットが普及しTwitter・Facebookなどを通し簡単に自分の考えや思いを世界に向けて発信できるようになりました。それはとても良いことであると共にリスクが必ず伴うことだということを理解していなければ、世界中から攻撃されてしまいます。
僕が伝えたいのはもうその世界からは逃れられないということと、そういったことを理解した上で、
そういったツールを使ってそのようなな環境下で自分がどのように生きていきたいかを常に意識することです。
僕のYouTubeチャンネルのMy Action Channel内でもそういったことを僕自身が意識しながら話しをさせていただいてます。
僕ら障害者の存在は社会から見た時にマイノリティーであると考えています。それに対して僕は決して悪いこととは捉えておらず世界をひっくり返すことができる集団であると考えています。
日本国内でも、“貧困・家庭崩壊・教育の格差”の他にも変えていかなければいけない課題がたくさんあります。変えていくその先にあるのは“ある一定の幸福”を平等に味わえる世界だと思っています。
そうしていかなければいけないと思うと同時に考えています。コロナウイルスが出たことでいろいろなアーティスト・アスリートがSNSを通じていろいろな情報や様々な思いを発信してくれています。それによって「人並み以上の努力をしなければ会えない」という考え方はもう消えつつあると僕は感じています。もちろん自らが会いたいと強く思い行動に移さなければ実現はしません。
ですが、可能性の話だけに絞って言えば少しづつアーティスト・アスリートとの距離感は縮まっていると僕は考えています。その上で自分が抱いている夢を実現させるためのチャンスや可能性は同時に高まり広がっていると思います。
“自分がどういった人になりたいのか・どういった仕事に付きたいのかなどを常に意識して生活していけば、そこにたどり着く道は自分の目で見えてくると思います。
My Action General producer・Performer Sugiyama.