来年で40歳を迎えるのと同時に、介助者のサポートを得ながら今の生活を始めて20年が経過しようと“節目の年”を迎えようとしている中で、20歳の頃の自分が今の自分の状況や行なっている活動などを見た時にきっとすごく驚くと共に、なんで自立生活センターの仕事から離れたのかと疑問に抱くことでしょう。
今行っている絵本制作のクラファン一つとっても、去年の自分では想像していなく本当に取り組むことになるとは考えもしていなかったことを含めると、この先に何があってどんなことを自分から起こしていくかは本当に分からなくて面白い人生だなと、俯瞰的に自分のことをみるときがあります。
年齢も40歳近くになって、若い時ほどはまだ“自分ファースト”カラーが周囲に比べればまだ強い方ですが、徐々に弱くなってこれからの社会を創って生きていく人たちに対して自分が何を残せるかや、今までの経験や出会った人から教わったことをもとにしてMy Actionカラーを出していければと考えています。
こういったことを考えるようになるとは、20歳の頃の自分では全く想像すらしていなくて自分が異性からモテるにはどうしたらいいのかといった、とてもしょうもないことや毎晩のように仕事終わりに飲みにいったことを振り返ると、自分なりに丸くなったと思っています。
ここ最近は、絵本制作の費用集めと一人でも多くの人に届けることを目的としたクラファンに時間と力を割いていることが多くて、それはそれでとても今は大切にして集中して向き合うことだと思いながら、YouTubeやスタエフ配信などでもっとたくさんの方にクラファンのことを知ってもらいながら支援とシェアの数を増やしていければと考えています。
今同時に行うべきことは、“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みに対して限られた時間と少ない知識を少しでも増やしていくために、僕が住んでいる場所の財源を把握することと、既に“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みを実施している市町村の実態を把握することだと考えています。
2016年ごろにさいたま市でできたこのような取り組みがどのような手順を踏んで実施に至って、僕が住んでいる市町村で実施する場合にどのような課題が出てくるかとそれらをどのようにして超えていけば、現実的に行えるのかを実際に自分の足を使って話を聞きに行く機会を作っていかなければと思っています。
どんなことにおいても情熱は大切になってくると同時に、熱い思いだけでは物事を変えて進めていくことは不可能であることは十分に理解しているので、“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みに必要な知識を自分に入れることと既に行なって利用して働いている当事者の考えと原料をしっかりと把握することに時間と力を使っていければと思っています。
さらにそこにおいて必要となってくることとしては、この“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みに賛同して協力してくれる人を一人でも多く集めていくことがと考えていて、そこにおいては障害の有無はあまり関係してこないと考えていろいろな人の思いに耳を傾けていく必要があると思っています。
一個人の想いや行動で実現することであれば、仮に僕の想いと力だけで十分に動くことができて実現するにはさほど時間をかける必要がないと思う一方で、市町村で“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みのような大きなことになってくるとあらゆる側面から物事を見ることや、さまざまな人に意見を聞くことが必要になってくると実感しています。
これまでこの半年の中でいろいろな党に所属する議員や無所属の議員とお会いしてきた中で、良し悪し問わず行動するにも簡単に一歩を踏み出せない複雑な決まりや支援者のことを考えていることが話をする中で理解することができています。
当然、議員のことを支持して応援してくれる人を大切に考えて行動することは議員に限らず、アーティストや芸人やこの僕であっても言えることだと思う一方で選挙で選ばれたのであればもっと今のいろいろな決まりに対して、変えるべき所に積極的な姿勢と行動をとってくれる人が現れてくると一時期の石丸伸二さんのような議会を盛り上げて市民の関心を高めてくれるのではと思いました。
決して今の議員が全員ダメと言ったことを言いたいのではなく、議員の中にある情熱を表に出すことがいろいろな決まり事によってセーブされていることが僕は変えていくことではないかと考えて、僕ら市民の側も今以上に政治に関心を持って傍聴へ行く機会を増やすことやネットでアーカイブを見ることなどの工夫をしていければと改めて感じている。
そういったことにも20歳の僕であれば無関心で、全く眼中にすら入っていなく今以上にこの瞬間が楽しければそれでいい!といった思いが強くあったのを考えると、My Actionの活動の幅が“福祉×エンタメ”の範囲を超えている情報で、前にも書いたようにこれから先に社会で生きていく人に今の僕ができることは何かといった想いが強くなっている証だと思います。
あっという間に時間が過ぎていく中で、クラファンのことや“重度訪問介護で、仕事や通勤を可能にするための”取り組みやYouTubeやスタエフ配信など(まだ他にも)を行なっている中で、楽しさを感じるとともに身体に対して凄く疲労が蓄積しているせいか昼間の介助者が昼食を摂っている時間に気づくと寝落ちしています。
そんな中で、来週11日にはKAAT神奈川芸術劇場でミュージカルえんとつ街のプペルを観に行くことが今一番の楽しみとなって、そこに向けてやるべきことをひとつでもクリアしていくことにフルスロットルで取り組んでいくことの原動力になっています。
一年に一度はそういった大きなイベントを自分のご褒美として準備して、そこで出会った人と繋がることで今行っていることを知ってもらうことに加えて、相手の人が行おうとしていることや挑戦していることを少しでも後押しできればと思っています。
年齢を重ねていく中で、お金と同じように大切なことは人との繋がりと出会いであると身をもって感じながら、これからもそういったことに力と時間を割いていくことで新たな挑戦に活かしていければと思っています。
My Action General producer・Performer Sugiyama.