それまでの限界を突破した日…。

みなさん、今年のクリスマスはどう過ごしたでしょうか?きっと大切な人とおうちで美味しい料理を囲んで楽しい時間を過ごせたと思います。
例年であれば寒さの中綺麗なイルミネーションを観に行く人も、今年は新型コロナウイルスの影響で外出自粛しいつもと違った新しいクリスマスの過ごし方を学べたと僕自身も思いました。
24日は小学生・大学生に向けての授業を行わせていただき全くクリスマスイブ感を味わうことなく、別の意味で充実した日を送り、25日には母親からクリスマスケーキとなぜか年末ジャンボ宝くじをクリスマスプレゼントとしていただきました。

 

スケジュールを組んでいた時にうっすらと、“こんなタイトなスケジュールを乗り越えられるか”と不安とワクワクでいっぱいな24日を迎えて、すごく長く、そして濃い1日となりました。
本来であれば12月10日に小学校へ訪問する予定でしたが、当日に僕が体調を崩してしまい日程をずらしてもらいました。
24日に小学校へ行き5年生の目の前で自己紹介する時に、“本来であれば2週間前にみんなと会う予定でしたが、体調を崩してしまい来れなかったことに対し謝ります。ごめんなさい。”と心から真っ正面で謝罪させていただきました。
当日は5・6時間目にお邪魔しました。5時間目は子どもたちが自分で考えた2学期に授業で行った内容をクイズで振り返る様子を見学していました。

印象的だったのは、正解発表の時にザワザワしていた様子を班長さんが授業を終わった後に“静かにしてください!と言っているのに、話をやめない人がいるので学年として直していきたいです。”としっかり伝えていて他の生徒さんもそれに理解している様子が見れて、今の5年生はこんなにしっかりしているんだ!?と正直驚きました。
6時間目に体育館へ移動し、事前に作成した自己紹介のパワポ資料を少し使いながら、子どもたちの前でお話しさせてもらいました。
その後に子どもたちからの質問タイム!!
どうやって車椅子を運転しているの? 杉山さんの夢は? イヌ派とネコ派のどっち? なんでYouTuberになろうと思ったのですか?などといった様々な質問に対し全て答えていきました。
子どもたちからすれば僕はYouTuberなんだと気付かされました。今年コロナの影響でなかなか小学校へ行く機会が作れなかったこともあり、自分にない視点や考え方を子どもたちから教えてもらいました。
また3学期に必ず来ると約束し帰ってきました。

 

そして小学校を15時前に後にしてバスに乗り、夕方の介助者の研修があったため16時になんとか間に合い研修を終えて、17時20分にはおうちのパソコンの前でzoomを開いていないといけなかったので、あまり休む時間がなく移動してきました。
法政大学現代福祉学科の生徒さんに向けて、zoomを使いオンライン授業をさせていただきました。
昼間の小学校と同じくパワポの資料で、自己紹介・My Actionの活動・経験から伝えたいことを話させていただき、その後にダイバーシティ(多様性)は実現可能か・津久井やまゆり園障害者殺傷事件の植松死刑囚の思想についての2つのテーマでグループを2つに分けてディスカッションしてもらい出た意見を発表してもらいました。
明確な結論や答えは出ないテーマなので。とディスカッション前に伝えていかに自分ごととして捉えて日々の生活で意識していけるかを伝え、オンライン授業の全体の最後に“テレビやネットなどの情報を見た上で、自分の考えや意見を自分のことのように人へ伝えられるようになってほしい”と学生さんへ伝えさせていただきました。
恐らく、教科書に載ってある情報や知識は記憶されているけれど、経験として感じ取れていない様子がzoom越しにでも伝わってきて、ディスカッションで扱ったテーマに関してはどこか別世界の出来事のように感じている様子が見えました。
本来であれば僕が大学へ直接出向き授業を行わせてもらう。そこで僕から発せられている雰囲気やパワー、細かな動きなどを見てもらって感じてもらうことが1時間半の話よりも、すごくプライオリティが高くて有効なアプローチ方法だと感じています。

 

昼間は小学生、夕方は大学生、と伝える相手の年齢は違っても僕が伝えたいことはひとつで可能性は無限大!必要なのは、情熱と思いやりの心、そして行動力!!ということをオンライン・オフラインと形式は違っても想いがブレることなくしっかりと言葉で伝えればきっと伝わるはずだと思っています。
大学とのオンラインが終わった瞬間、一気に身体中の筋肉が痛くなり介助者に指示を出したい気持ちがある一方で、少しでも声を出すと腹筋に痛みが走り久しぶりに全力を出し切って、限界を超えた!と感じました。
それでもどこか気持ちが良かった。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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