みなさん、今週のBurning Talkは聴いていただけでしょうか。
今週からYouTubeにアップしていますのでまだ聴いていない方がいらっしゃいましたら、お時間ある時に聴いてください。
そして、現在このMy Actionサイトに、ラジオBurning Talkのページを作成中であります。できあがったらそちらからでもすぐに視聴可能になります。
毎週のように日本列島には台風が近づいていて、9月30日には全国を横断し、ここ東京でも大きな影響がでました。雨も凄かったですが何より風が強く吹いてアパートの部屋が揺れました。
そんな悪天候の中でも介助者が来てくれて、何も不自由なく生活が送れることを経験すると当たり前だと思っていたことが特別なことだということを感じさせられてとてもいい機会になりました。
世間では翌日も在来線に大きな遅れや支障がでていて自然がもたらす力に改めて驚きと恐怖を感じました。
そんな大雨が過ぎ去って、いろいろな所へ行きたくさんの人に触れ、様々なものをもらいました。火曜日は去年の夏にアメリカへ行った時の話をしてほしいという依頼があったので、戸山サンライズへ行ってきました。
今回は講師として伺ったので、どういった目的で僕以外の方が集まっているのかあまり理解せずに参加しました。自分が話す時間は夕方からでしたが「それぞれの自己紹介の時間が杉山さんの話の前にある。」と聞いていたので、せっかく自分の話をするのであればその場にいる人の話を聞かせてもらいたいと思い予定の時間よりも早めに会場に入りました。
今回のプロジェクトの中には、去年アメリカに行った仲間もいて久しぶりに会えてとても刺激をもらいました。筋ジストロフィーの障害を持った仲間や気管切開をした仲間、聴覚障害を持った仲間がいてそれぞれが行っている仕事についてや趣味を紹介するのを見ていて、パワポで要点だけ表示して言葉で情報を伝える人や、今まで行った活動の写真を見せて伝える人など、それぞれ違っていて見ている僕も勉強になりました。
そして夜は僕が泊まっている部屋にアルコールを持ってきてくれて、交流しました。Facebookでは繋がっていたけど初めて話す人もいて東京と地方で抱えている課題の違いや、同じ課題があることを知れてとても刺激をもらいました。
何より人とお酒を飲む楽しさを味わえてとても楽しかったです。
結局、寝たのが3時で起きたのが7時でした。
そんな短時間睡眠のまま水曜日は八王子の小学校へ。6月の運動会以来に子供たちと会いました。
この日は、杉山さんが生活の中で困っていることや、気をつけてほしいことを聞くコーナー!!
45分しかなかったのでもう少し時間あればいろいろな質問や意見がもらえたのかと、授業が終わった後に先生と話していましたが、45分の中でも「この前電車に乗っていて車椅子を使っている人が駅に着いて降りようとしていたけど、誰も手伝っていなかった。そういった場合はどうしたらいいですか?」「もしエレベーターに乗っていて地震の影響で停電したらどうしますか?」といった質問をもらい「困っている人に声をかけて、周りの大人に君が助けを求めてあげるといいよ。」「停電したらエレベーターの外にいる人に声が届くまで助けを求めるか、その場でじっとしているよ」と答えました。
そして一番嬉しかったのが、「杉山さんのサイト見ました!」という子供が数人いてくれました。先生から「杉山さんは、今週からラジオを始めたそうです。」というと、「聞きたい!」「どうしたら聞けますか?」と言ってくれて、少しずつ子供たちの中に障害があっても変わらないという考え方が出てきてくれてものすごい嬉しかったです。
一つずつ続けることの大切さを子供たちから教えてもらった気がします。
僕は僕なりの言葉で説明できない方法や感覚で障害がの有無はあまり関係なく、同じ人間で社会の中に生きている以上はお互い助け合っていこう。ということを全身で表現していきたい。それを見て子供たちが何か受け止めてくれればそれでいいと思う。
それが僕の中の教育です。
そして金曜日は最後のレコーディングでした。
5月から始まって9月にはCDをリリースしたいと思っていましたが、今年の猛暑や異常気象また自分の中のメンタルやフィジカルがアンバランスになってしまい、予定よりもだいぶ遅れてしまいました。
今日レコーディングしたのはアルバムのタイトルでもある「Burning Music」という曲。この身体が壊れても届けたい歌がものがある、そのためなら声が出なくなってもいい という曲になっています。
最後のレコーディングだからという訳ではありませんが、毎回のことながら自分が納得するまで歌い直しを繰り返して、途中息が苦しくなりましたがこの曲を聴いてもらう人のことを考え妥協がない歌にしよう!と考えながら、自分なりの持っている力を全て出しました。
前回のレコーディングから3ヶ月ほど空いてしまったので、歌いながらどこか懐かしさを感じ最近の自分で一番楽しくて活き活きした時間がすぎていくのを感じました。
そして全部歌い終えた時には嬉しさと共に、これでまた新たに歌詞を書かないとレコーディングという時間は来ないと思うとどこからか寂しさが溢れ出てきました。
まだアルバムができた訳ではないしこれからやるべきこともあるのですが、表現者=パフォーマーとしての身体を使ったことはしばらくなくなってしまうと思いました。
だからといって立ち止まらず、常に新しいことをクリエイティブしたり毎日行っていることを続けたりすることで次にやりたいことや、やるべきことが出て来たり見えてくると思っています。
きっとそれらが子供たちと会った時に話せる内容になるのと、僕を通して障害者への理解に繋がると信じて行動していきたいと思います。
もちろん自分が楽しまないと続かないですが。
週末は火曜日に配信するラジオBurning Talkで話す内容を詰めて、My Actionのオリジナルコンテンツの一つとしてもっと強化していきます。
My Action General producer・Performer Sugiyama.