悩みと向き合い、そこから…。

6月1日の夜8時に医療従事者の方へむけて全国各地で花火が夜空いっぱいに輝いていました。僕は家でYouTubeの中継でリモート鑑賞していました。
臨場感さほど感じませんでしたが、SNS上で「花火が綺麗だった」「家の外で見れた」といった投稿があって、このコロナ禍でエンターテイメントから遠ざかっている中でこういった一体感になれるイベントは大事だと思いました。
全国一斉に同じ時間に夜空を見上げることをすることで、コロナウイルスの脅威から少しでも開放されたのであれば、僕はとてもいいことだと思います。また花火を見たくても人混みが苦手な人や僕のように障害を持った人にとっては今回のような試みは続けていってほしいと思いました。
もちろん、自分の足で花火が上がるところへ行って自分の目で見てそこにいる人と感動を共有することで、人との繋がりや文化への思いが高まると思うので、選択肢を作ることがとても大事だと思いました。

 

今週になって徐々にコロナ感染者が拡大していき、社会における気の緩みが出てしまったのだと感じ一人一人の行動や発言を見ていると、精神的に余裕を作れなくなってきていると僕は感じます。
僕の知り合いの中にもお子さんがいる方がいて、今週から学校が始まったけれど週2日・3日と分散登校によって各家庭によって違いはありますが、ご家庭によっては学校がない日はお子さん1人になってしまうケースもあり、大学のようなオンライン授業が導入されない地域や学校に通っている方をこれからどのようにサポートしていくかが課題だと思います。
学力においての格差が出てしまうことよりも、コロナによって精神的ストレスが蓄積されていった先に家庭内暴力や自殺がある可能性が高いので、感染者拡大同様この課題も考えていき解決していかなければいけないと思います。
具体的なアイディアとしては、誰かに自分の話を聞いてもらうことで、自分が抱えている想いはみんな抱えているものであるということと、1人で抱え込まないで距離は離れていても誰かと繋がっていることを実感することで少しでも心が楽になると僕は思います。
自分の悩みを人に打ち明ける。僕が考えるには特に日本人は不得意で我慢するかSNS上で発散する傾向があると思います。僕は自分が辛い時や悲しい時切ない時はその思いを誰かに聞いてもらう方がよいと思います。上にも書いたように、自分の心が楽になるのと相手にとっても信頼感を届けられると思います。
SNSや電話で伝えるのもひとつのツールとしてはよいと思いますが、できる限りface to faceで話を聞いてもらって思いを伝えることがベストだと思います。

 

先月25日にアメリカのミネソタ州で起きた黒人差別事件で、#BLACKLIVESMATTER をつけて黒人差別をなくすデモがムーブメントになっています。
また、アメリカの有名メディアの本社が暴動によって襲われ、世界中で差別問題に関する発信が盛んになっています。黒人に限らず、差別問題は今に始まったものではなく、男女・障害・貧富など多種多様な人たちに対して現実として社会の中で今なお起こっています。
日本ではあまり差別問題に対しメディアが大きく取り上げることは少ないですが、今から4年前に津久井やまゆり園障害者殺傷事件においても、実行犯の植松氏の障害者への特殊な考え方や偏見から障害者はいらないものという思想のもと多くの人の命が失われ、社会で生きる障害者の心の中に大きな傷を作りました。
ダイバーシティ・共生社会・多様性と綺麗な言葉だけが先行しすぎて肝心の一人一人の心のバリアフリーが全く追いついていないと僕は感じます。今回のミネソタ州で起きた事件も数多くあるうちの一つに過ぎず普段から1人の人間として相手のことを理解して関わっていれば、こんな悲惨な事件を起こすことはなかったと思います。
これもある意味でコロナによって人の心の余裕をなくされて、普段であれば冷静に思考し行動できていたかもしれないことも心の余裕や悩みによって、自分中心の思考や行動になってしまった結果だと思います。
世界中で起きているこういった事件を知ること。その上で自分なりの考えや思いを発信していくことで徐々に差別や偏見はなくなっていくと僕は信じています。

 

僕は34年しかまだ生きていませんが、ここ1年で日本だけではなく世界各国でいろいろな変化の動きが大きく見られています。
ネガティブなことばかりではなく、もちろんポジティブで明るいこともあります。この先1週間後にどうなっているかが以前よりも読み辛くなってきていると思い、マクロな視点で地球を見たときに各地で地震や台風などの自然災害が多発していて貧富の差も大きくなっています。
そして今年に入ってコロナウイルスという未知なる相手に対しどのように共存していき、今までの価値観や考え方を変えざるを得ない部分も出てきました。ものすごいスピードで変化を求められてきて僕自身も心と身体のバランスを保つことが難しいと思っています。
こういった状況のなかで、エンターテイメントを提供するパフォーマーとしていろいろと考えさせられることが多いです。どのようなエンターテイメントの形が良いのか。そもそもまだエンターテイメントを提供する時期ではないのではないかと。
大事なのは、思考しながら行動し続けることではないかと僕は思っています。決して前へ進むことが行動することではなく社会で起きていることに目を向けて自分の考えや思いを発信していくことが、今できる行動だと思います。

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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