考えながら動くこと…。

11月から始めたボランティア活動も約1ヶ月間も続いており、ずっと自宅にいたり目的もなくブラブラ外出するよりは圧倒的に時間を有意義に使えていると感じています。
そんな中、16日に厚労省が就労時の重度訪問介護の利用可能にすることを見送り。と愕然とするニュースが流れていました。
法改正ではなく障害者を雇用する企業に対して金銭面でのサポートを強めるといった内容でした。簡単に言うと障害者が働く形に職場ヘルパーの費用を国と企業で負担するというもの。しかし普段の生活に入ってもらっているヘルパーでないと障害当事者の身体的ニーズを把握して介助するのは厳しいと僕は強く感じています。
それと、法改正をした方がそこにかかる費用は圧倒的に少ないと考えます。4月から始まった働き方改革。僕ら障害当事者にとっては全く当てはまらず改革以前に考え直すことは山ほどあると感じました。

今週はpara-SOLのメンバーと一緒に活動することが多く、15日には墨田区のてーねん・どすこい倶楽部さんという、定年を迎えて職を離れた方で結成されたグループの方と墨田区肢体不自由児者父母の会の理事の方とお会いし、スポーツを通じて老若男女・障害の有無を問わず皆が楽しめることを創造していこうというpara-SOLの考えをお伝えさせていただきました。
てーねん・どすこい倶楽部のメンバーの方は今までいろいろな経験をされてきたこともあり、とてもお元気でたくさんのお話しを聞かせていただく中で来年の6月・9月・12月に行う予定のイベントでpara-SOLの紹介をしてはどうかといったとてもありがたいお話をいただきました。
当日、事前に準備していったpara-SOLに関する資料を持っていったのですが、一目でわかる映像があった方が良いとアドバイスをいただきました。初めて会う方に僕らが行っていることを決められた時間内で説明する時に、言葉や資料よりも、映像を駆使した方が伝わると改めて勉強になりました。

16日には日本クリケット協会の方に協力していただき、僕がいつも交流している小学校でクリケット体験を行いました。
クリケットって日本ではあまり馴染みがないスポーツですが、ヨーロッパでは主流でまる4日間かけて行うスポーツで試合途中にティータイムがあったりと面白いスポーツなのです。
オリンピックのおかげもありクリケットを知っている子供達は多々いましたが実際にプレーをしたことがある子はゼロでした。以前para-SOLのイベントで僕もできるようにルールを変え行ったこともあり、この日も日本クリケット協会の方が公式ルールを子供達用ルールに考えてきてくださいました。
子供達は当然のことながら、先生も一緒にプレーをすることでスポーツというエンターテインメントを通じていろいろな人が笑顔になっていました。
My Actionのコンセプトとpara-SOLの理念は通じていることもあり、障害の有無や老若男女問わず、皆が一つのことで楽しめるものを追求し提供することで、差別・偏見が少なくなるとこの日のクリケットを通じて実感しました。
今後もいろいろなスポーツやオリジナルゲームを様々な場所で行っていきたいと考えているので、興味がある方はぜひFacebookのpara-SOLのページからご連絡いただければ、全国どこへでも駆けつけます。

そして19日は今年最後のレコーディングでした。
前日までしっかり心を込めて歌えるかと自分の中で不安な気持ちが大きくありました。練習をしていないわけではなく、先週の金曜日に耳鼻科へ行ってストレス性難聴と診断されたこともあり無意識のうちに歌うことが少し怖くなっていました。
曲のメロディやテンポを身体に馴染ませるためにも、声に出さなくても曲を聴き続けてレコーディング当日を迎えました。レコーディングが始まってからはその不安な気持ちはなくなり、声もそれなり出ていて心と身体がシンクロして自分がイメージしていたよりも良いものがレコーディングで出すことができました。
歌うこと=自己表現になっていてレコーディングをする中で、普段悩んでいたり嫌なことがあったりすることが解消されていくことを感じました。

 

レコーディングや小学校訪問など今週たくさんの経験やいろいろな方との出会いで少し疲れましたが、スターウォーズ エピソードⅨ スカイウォーカーの夜明けを公開初日に観れて楽しかった。
南大沢の映画館で観たのですが、介助者用の椅子を頼んでから持ってきてもらうまでに時間がかかってもっと普段から利用していくことが必要だと感じました。
何よりもスターウォーズ エピソードⅨがそれなりに楽しめて感動できたので良かったです。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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