音楽には色があると…。

Facebookにも書きましたが、3月下旬あたりから4月の今頃までにかけて花粉が多く飛び散るのと同時進行で毎年のようにお腹を下す現象が起こってます。
絶対に、花粉と関係がある、いや、あるね!!と思っていてネットで調べた所、口や鼻から入った花粉が腸に入ることで、外に出そうとすることからお腹を下す。と書いてありました。
今年の花粉の量は多いと2月の天気予報で言っていましたが、今週は特に暖かさと比例して花粉の量が劇的に多く目のかゆみや顔のかゆみ、発熱と結構なしんどさをプレゼントしてくれていました。

14日は弟の結婚式で前日から品川プリンスホテルに泊まっていました。
ホテルから式場までは徒歩で約20分の所だったので、歩いていこうと思っていたら母親が「お金を出してあげるからタクシーに乗れるのなら、そうすれば?」と言ってくれたのでお言葉に甘えてタクシーに。
タクシーを選んだ理由はもう一つあって、国内のUDタクシーに乗ったことが無かったのでちょうど良い機会だと考えタクシーに乗りました。
運転手さんは「乗る準備に30分ぐらいかかってしまいますけど、いいですか?」と言っていましたが、実際に乗車するまでの時間は約10分ぐらいでストレスを感じず乗れました。
式場までの道のりはずっと運転手さんと「来年のオリパラの時はきっと大変ですよ」「今まで障害者の方を乗せたことはありますか?」と会話を途切れないようにしていました。
行きの運転手さんは職歴が短く、前の仕事は福祉関係だったそうで対応がすごく自然で親切でした。帰りの運転手さんも親切でしたが、スロープの出し入れに少し手こずっていました。
UDタクシーで移動しただけなのになぜかお金持ちになった気持ちになれて、とても新鮮でした。誰でも当たり前に使えるようにしていくには、根気よく使い続けることがユーザーにもドライバーにもいいことだと身を持って感じました。

正直、弟の結婚式に行くのは嫌だなと半年以上前から思っていました。ですが、披露宴が始まって新郎新婦の入場を盛り上げるライトアップや音楽が流れ始めた瞬間に、僕の涙腺はダムから溢れ出る水のように涙が止まりませんでした。
式場選びから料理のコース内容まで弟夫婦Presentsで準備されていて、一つのテーマで統一されていて、こう言った音楽をこの場面で使って照明の切り替えをこのタイミングでするんだなと、感動して涙が溢れていた状況でも、プロデューサー目線でいろいろ見ていました。
出てくる料理は当然とても美味でした。
写真はその料理の一部です。残念ながら式の様子の写真はアップしたくないのでなんとか拙い僕の文章から感じとってもらえればと思います。

僕が一番今回の結婚式で感動したのは、最後の新郎新婦から、その両親への言葉でした。
弟が両親に話している言葉の中で、結婚式で使う写真を撮りに行ったときに、自分の母子手帳に生まれてから2歳になるまでの過程が毎日書かれていた。というエピソードを聞いて大大大大大大大大号泣!!!!でした。
両親からの愛情を前面に受けて育った弟が、今目の前で綺麗な奥さんと新しい人生の道を歩んでいっていつかまた同じ状況で、違った立場になると考えていたら涙が滝のように出ていました。
その時、会場の雰囲気はピンクと白と青のような感じに包まれて見えました。
いつか自分も結婚するのかなと非現実的なことを考えて、帰りの電車でまた号泣していました。結婚式の朝から15日の夜まで自分の感情がコントロールできなく、身体は疲れているのにウエディングハイになっていて、思い出してはウルウルして少し経つと眠くなっての繰り返しでした。

そして、先にも少し書きましたが最近自分が書いた詩や去年発売したMy Burning Musicに収録されている曲や、他のアーティストの曲を聴いていると、自然と頭の中と目の前に曲ごとに違った色が見えたり感じたりするようになっています。
例えば、楽曲My Actionは赤がメインの虹色、Beautiful Daysはピンク色でシャンパンに出てくる泡がいっぱいある、といったように耳で聴いて、目の前に色が浮かんでくるんです。
最初は疲れているのかなと思ったのですが、共感覚といったものが、古来より人間に備わっている感覚だそうです。
それを踏まえた上で、すぎやまけんたろうという文字や響きに意識を向けてみたところ、すぎやま は緑と青と茶色、けんたろう はワインレッドの色が頭の中に浮かんできました。
嘘かと思われるかもしれないので書こうかどうか迷いましたが、実際に同じような体験をしている人がいるらしいので隠さずに書くことにしました。

17日は、21日にJR八王子駅北口のロータリーで行う、やまゆり園殺傷事件を忘れないアピール活動in八王子の時に配るチラシをJIL(全国自立生活センター協議会)の事務所をお借りして、ひたすら折っていました。
チラシのデザインは、歩笑夢(ぽえむ)のメンバーである風香こと見形さんが作ってくれました。

以前のブログでも書いたように2016年に相模原市にある障害施設やまゆり園で障害者殺傷事件から、毎月さいたま市の浦和駅前を中心に事件を風化させないように、19の軌跡という歌を見形さんが作詞をし歩笑夢というグループを結成して毎月路上でアピールしています。
21日は、八王子でMy Action Performer Kentaro Sugiyama × 歩笑夢(ぽえむ)のコラボレーションで、やまゆり園殺傷事件のことを中心に、障害当事者から伝えたいことを歌と一緒に伝えたいと思っています。
2019年4月21日(日)13時〜16時JR八王子駅北口ロータリーに来てもらえたら嬉しいです。

今週は一度も暖房をいれる日が無くとても良かったのですが、花粉の量がすごく多くて目と喉をやられて大変でした。
ですが、共感覚という新しいことを知れてさらにその力が自分の中で開花しつつあることはとても嬉しい発見になりました。
まだまだ自分の中に秘められている本来発揮できるはずの力はきっとあると思い、それをどうやって見つけ感じさらに意識的にコントロールしていけるのかで、今よりワンランク上のPerformerに進化していくことができるのではと楽しみです。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう