絶対に「次の世代」へ…。

台風19号が去って、まだ2週間が経っていないうちに台風21号が25日に日本の東側を通過していきました。
22日には、令和天皇即位の礼が行われていました。本来であればパレードの予定でしたが先日の台風19号の被害を考慮して11月に日程変更されたそうです。
22日の夜に行われた祝宴「饗宴の儀」には190の国の代表が参列されていました。僕はネットニュースで少ししか見ていませんが、5月に「令和」と新元号が発表されてから約5ヶ月が経ってある意味で22日が平成から令和という「次の時代」になったのだと感じました。
22日の即位の礼で、天皇が述べられたお言葉の中で「国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします」とあり、その中でも福祉という単語が使われていたのが新天皇の人柄を象徴しているように感じました。
これから先、少しでも明るく楽しくみんなが助け合っていける社会や世界になればと感じました。

 

20日には、僕が毎週通院している病院で行われたみどりまつり チャリティーバザーへ行ってきました。
このみどりまつり チャリティーバザーでは、病院のスタッフの方やボランティアの方を中心にバザーの出店があったり、CoCo壱番屋やミスタードーナッツなども出店として出店していました。
病院の横に特別支援学校があるので、そこの在校生や病院に入院されている方やスタッフの方などが参加されていました。中でも病院のスタッフで結成されて活動されているバンドの生演奏は迫力があって、利用者さんやスタッフの方など多くの方が演奏を聴いていました。
僕もその生演奏を聴きに行き、普段仕事で忙しい合間を縫って練習されているバンドメンバーの方の努力や楽しい時間を提供したいといった気持ちが演奏から伝わってきて、改めて音楽が持つ力は可能性が無限大だと感じ、また僕のような障害を持っている人には特に音楽が持つ力は様々な効果が作用して、本人が持っている力を引き出すために大きな役割を持つとその場の雰囲気から感じました。
ドームやスタジアムで行う音楽の演奏にも良さがありますが、写真のように空の下で駐車場や自分たちの敷地で行うこともとても良くて、極端な表し方をすればどこにいても、歌える環境があって、聴いてくれる相手がそこにいれば場所や環境は関係ないと感じました。

 

23日は、市役所へ去年から続いている重度訪問介護の交渉に関しての公文書をもらいに行きました。
18日にヒューマンケア協会の中西さん・市役所福祉課のワーカー・僕で話し合った時の、重度訪問介護時間数の結果は23日の時点ではまだ出ておらず「10月中には時間数を支給決定します。」とワーカーから言われ、さらに18日と同じような言葉で「働ける環境があれば、杉山さんは働きますか?」と聞かれ、「もちろん、働きたい気持ちはあります。が、現行の障害者総合支援法の中ではそれができないので困っているのです。」と伝え心の中では、「この前、同じことを伝えたじゃん!」と思いながら少しイライラした気持ちでした。
その道中で河川敷を毎回歩いているのですが、先日の台風19号の影響で今なお川の流れが早くなったり、水がいつもより淀んでいました。
テレビのニュースではだんだんと報道がされなくなっていますが、改めて自分の目で川の流れの速さや河川敷に落ちている丸太やどこからか飛んできたゴミを見ると、もの凄い勢力だったのだと感じました

 

 

 

 

 

 

 

 

きっとこれからあのようなスーパー台風は多くなってきて、いつの日か異常気象と言った表現がなくなって当たり前になるのだと僕は考えています。
事前に対策をしたところで、所詮は自然の前で僕ら人間は無力な存在であるとともに、だからといって諦めずに僕らが経験したことを次の世代を生きる人に伝えることはできます。

 

それは自然災害に限らず、福祉における交渉やいろいろな分野において言えることだと僕は考えています。
建前でも、ただのカッコつけた言葉でなはなく、去年の9月頃からこの1年間の中で経験し感じたことの一つとしては、これから社会に出て生きようとしている人にとって少しでも窮屈に感じず、堂々と自己表現ができる社会作りをしていくことが、今を生きている僕らの役割だと考えています。
僕が大好きなONE PIECEに出てくるキャラクターでレイリーが主人公のルフィたちに言った言葉で、『いまの時代を作れるのは、今を生きている人間だけだよ』とあるように、社会にある様々な現状に対して不満があるのなら、愚痴を言うこともできるけれど僕は行動して、少しでも時代を作っていきたいと心から思っています。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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