外を歩いていると少しの間、聞こえなかった子供たちの声がだんだんと聞こえてくるようになってきて、やっぱり賑やかな声が聞こえる風景の方がこっちも元気になると心から感じます。
先週から始めたFacebookのライブ動画もなんとか続いており、その日によって観てくれている人数の差はあるものの僕自身も楽しみながら続けています。
だいたい夜7時目処で行なっていますので、Facebookアカウントを持っている方はぜひ覗いてみてください。
そんな中、去年の8月に公開された劇場版 ONE PIECE STAMPEDEのBlu-rayを購入し、またあの興奮を感じています。
去年に原作者の尾田栄一郎さんが「あと5年くらいでONE PIECEは完結します!」とコメントを出し、それから結末が見れて嬉しいような、まだ続いて欲しいという悲しいような気持ちでいます。
ドキドキワクワクを考えられる人に僕はすごく尊敬します。提供される側ではなく提供する側に僕も立ちたいとPerformerとして心から考えています。
先週14日に渋谷・ユーロスペースで公開された、介助サービスを使いながら地域で自立生活している重度障害者やそこに関わる人たちの日常を撮影した、田中悠輝監督 初作品「インデペンデントリビング」を鑑賞してきました。
当日はものすごく寒く午後から関東で初雪(おそらく)が降っていました。この映画の監督の田中さんとは以前、僕を含めた障害を持った仲間とADA27ツアーで一緒にアメリカへ行った時からの仲間です。
まだ映画を観ていない方に伝えたいのは、障害の有無関係なく、自分で責任が取れれば全力で人生を楽しむことが伝わってくるストーリーです。
コロナウイルスの影響で映画館に足を運べない方もクレジットカードがあれば、自宅から「インデペンデントリビング」が楽しめます。
ぜひ1人でも多くの方に観ていただいて、障害者の自立生活に関心を持ってもらい関わっていただければ、きっと僕をはじめ、監督の田中悠輝さんや映画に出ている障害を持った仲間・そこに関わってくれている人たちにとって嬉しいことだと思います。
16日は4年前に相模原で起きたやまゆり園障害者殺傷事件の裁判が行われました。事件の実行犯である植松被告に対して死刑が下されネットやメディアで様々な意見が出ていました。
19人の尊い命が無抵抗なまま1人の手により奪われたことが決して許されるものではなく、「死刑」が執行されたからといってこの事件が済んだことにはならないと僕は感じています。
あまりこの事件に関して、今まで僕の考えや意見をブログに書いたりラジオで話したりしてきませんでした。それは福祉×エンターテイメントをコンセプトにMy ActionのPerformerとして活動している以上、楽しいと感じてもらうことに集中したいという考えがあるからです。
ですが、ここで植松被告に対して死刑という判断が下され一区切りついたと判断したのでこのやまゆり園障害者殺傷事件・植松被告に対しての僕の考えを書かせていただきます。
社会やそこで生活している人たちに対し大きく言いたいのは、本気で事件のことを自分のこととして考えたことがあるのか。
植松被告が起こしてしまった行動だけピックアップして考えるのではなく、コレを読んでいるあなたが彼(植松被告)の立場になり得たかもしれない・それ以前に彼が行動に起こす前に社会や僕ら障害者及びそこに関わる人たちに対し「なにかしらのAction」をしたことがあるのか。
それらを考えたり行なったりしていない人たちがもしあなたたちだとしたら、彼を一方的に責める権利はあなたたちには無いと僕は思います。
大きなことをしてくださいとは言いません。ただ一日24時間の間の5分・10分でも社会的にマイノリティ(少数派)と言われている立場の人のことを考えて行動に移して欲しいです。
僕が市内の小学校へ行き子供達に必ず行っていることは、「自分の目の前に車椅子に乗った人や目が見えない人がいたときに、自分の方から『お手伝いできることありますか?』と声をかけてください。それだけでも障害を持っている僕たちはとても嬉しいです。」と。
日常の挨拶と同じで、声かけをすることで私たちは危険な存在ではなく、あなたにとって信用してもらいたいというシグナルを出すことだと僕は思います。
こういった簡単にできることを徹底すれば、やまゆり園障害者殺傷事件のような残酷なことは未然に防ぐことができるうえ、繰り返さずに済むと僕は思います。なので、僕は彼(植松被告)も社会から被害をもらった1人だと捉えています。
最後に、文頭にも書いたように僕ら障害者が映画や音楽などエンターテイメントを通じて、社会に済んでいる人に存在を知ってもらい実際に関わってもらう場を増やしていくことが、絶対に必要だと僕は考えています。
そのために、今行っているブログ・1日1My Poem・Burning Talk・歌を続けていきながら、新しいことを創造していき老若男女・障害の有無を本当の意味で超越して楽しめるものをPerformerとして提供していきます。
My Action General producer・Performer Sugiyama.