20歳で実家を離れて重度訪問介護を使って介助者に来てもらい生活をして今年で17年目になるけれど、いまだにこのアプローチ方法であればどんな人でも対応出来るというのがない。
自立生活を始めた頃の介助者は僕より年上で、ちょうど今の僕の年齢くらいの人が多かったけれどだんだん逆転していって、今では僕に入っている介助者の全体の約8割が年下の人ばかりで楽しいことも大変なこともあるけれど生活が継続していることはハッピーだと思う。
基本的に年下の人だろうが僕はスタンスを変えずに、相手が分からないことがあった場合は”どこまで分かったか”を確認してから分からない部分をカバーするような形をとっているけれど、それが果たして良いのかは分からない。
なるべく”自分で考える力”をつけて欲しいと僕は思っていて、そういった力があれば介助以外の場所で働く時にどういった動きをすればよいのかを把握出来ると本人にとっては良いのではと僕は考えています。
けれど、きっと介助者や他の障害を持った人はそこまで考えていないのだろうと思い、そこまで考えている僕は自分から疲れるようなことをしているなと思うと同時にやらないよりは遥かに良いことだと考えています。
今週は2週間ぶりくらいにKentaro’s Roomの撮影と編集をしてYouTubeに投稿して、約10分でも録画を始めれば話すことが無いなと思っていても自然と言葉が出てくるものだと改めて感じました。
意味や何かしらの情報価値があるものを届けなければいけないと思いがちですが、誰かに頼まれて取り組んでいるものではないので自分が話したいことや伝えたいことで良いのだと思い、それまで少し無理やりテーマを考えたり1週間間で探したりしていたのですがそれらはやめようと思いました。
現在YouTubeのチャンネル登録者数は184人の方がいて、他の障害を持った仲間が行っているYouTubeを見ているとチャンネル登録者数を増やすのに必死だったり、編集を凝ったものにしていたりするものが多く、素敵だなと思うと同時に数に縛られているなと思います。
それらが悪いことではなく、僕も含めてYouTubeや各SNSで何を伝えたいのか・誰に届けたいのかがハッキリとしていた方が大切ではないかと思います。
YouTubeチャンネルを持っている僕を含めてきっとこれ以上YouTubeが盛り上がることはなくそこから何か新しいことが生まれることも無いと僕は考えていて、だんだんとコロナに対する考えや向き合い方が社会の中で変わりつつあるので、前のようにオフラインでイベントを行うことにシフトチェンジしていった方が良いのかなと考えています。
踏み込んだことだと、障害を理解して欲しいのであればより一層直接人と会ってコミュニケーションを交わしたり、一つのことを共有する場を作ったりすることの方がオンラインと比べた時に圧倒的に効果があると思います。
完全にオンラインでのイベントを無くすことはしない方が良いので、誰に届けたいのか・何を伝えたいのかによってオンラインとオフラインを上手く使い分けていく力を高めていかなければと僕は考えています。
1月31日にいつも交流している学校の先生と打ち合わせをして、近々子供達が考えた身体障害・視覚障害・聴覚障害それぞれの人が楽しめるゲームやスポーツを行うにあたって、子供たちの間でどのような工夫をすれば楽しめるのかをいろいろと試していますと先生から話を聞かせて貰いました。
子供の発想ってすごいなと思いながら、子供が子供ながらにいろいろな人を頭の中で想像して物作りをすることが出来るのに、なんでこの瞬間を世界では争いが絶えなく死ななくてもいい人が命を落としたり、自ら絶ってしまうのかとふと考えていました。
政治においても”日本を良くしたい”という考えは同じなはずなのに政党が多すぎるなと思い、本当にこの国を良くしたいのかと疑ってしまいこんな国を子供達に預けることはしたくないと僕は真剣に考える時があります。
日本は好きではありますが、この国から世界をあっと言わせる何かがクリエイティブされるとは僕は考えていなく、今の子供達には早く世界へ行っていろいろなことにチャレンジして欲しいと考えています。
僕もまだその考えは諦めていなく、一つの作品で世界を獲るという野望はまだ胸の奥底にあってそれをカタチにしていくために自分が出来ることを一つずつ取り組んでいます。
そういったアホな大人が子供の近くにいないと、キラキラした目を持った子がだんだんと減っていく気がしてすごく申し訳ない気持ちとなんとかしてそれを避けたいという考えがあります。
まずは、自分が抱いている夢や目標を掌に掴むことが出来るようにたくさん勉強していっぱい抗っていこうと思います。
My Action General producer・Performer Sugiyama.