これからの「新時代」に向けて…。

今週月曜日は5月1日から、「平成」に代わる新年号が発表され、僕はスマホのニュースアプリで発表の様子を見ていました。
個人的に正直なところ、年号が変わることに対して当日までそんなに意識していませんでしたが、「昭和」から「平成」に変わった時の記憶がそんなにないので、ニュースで「平成」と書かれた額縁を持った映像は何度か見ましたが、実際に新年号発表の時に自分が社会にいると考えてみた時に改めてそのすごさに気がつきました。
新年号は、「令和」(れいわ)。人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように、という意味が込められているそうです。
僕としては、「和」という漢字が入っているところに日本人らしさやこれからの新時代に必要な要素が込められていると感じました。

そして新年号発表の前日の3月31日は、光ヶ丘公園で行われた「Cherry Blossom Festa 2019」のステージに立たせていただき、全4曲とMC込みでパフォーマンスさせていただきました。
八王子から光ヶ丘公園までは約2時間かかりました。途中、京王新宿駅で乗り換えて行ったのですがここで新しい発見をしました。それまで京王新宿のホームから改札へ乗り降りするエレベーターが1機しかなかったのですが、2機に増えていて新しいエレベーターは少しだけ広いものになっていました。
少しづつですがオリンピック・パラリンピックに向けてバリアフリーが進んでいてとても嬉しく感じました。
そして肝心な、Cherry Blossom Festaでのパフォーマンスの話しです。当日は天気が良くて桜もほぼ満開でたくさんの人で賑わっていました。

僕の出番は2時40分から3時10分まででした。
行きの電車の中で自分がステージでパフォーマンスする曲を何回もリピートしながら、頭の中で良いイメージを膨らましていましたが出番が近づくにつれて、緊張で口の中が乾きじっとしていられませんでした。
僕の出番の前までは空に雲がかかって太陽の光があまりさしていなかったのが、僕がステージでMCをし始めた頃から不思議と太陽の光が雲の隙間から差し込んできて、パフォーマンスしていて暑く感じました。
ステージ上のパフォーマンスの結果から言うと、自己採点では60点と失敗の意味のマイナス40点ではなく、次回のパフォーマンスに向けた点数です。

ステージ上でパフォーマンスさせていただく中で、最初は緊張していましたが1曲目を歌い終えた頃から少しづつお客さんの様子を見る余裕が自分の中で出てきました。
2曲目、MC、3曲目と重ねていく中で「これ、楽しいわ!」と思えるようになっていました。MCの中で来年のオリンピック・パラリンピックの開閉会式のステージにあがります!と話すと、聞いていただいていたお客さんから「頑張れ!」と声をもらい、自分の中で本当に実現しないと、嘘をついたことになるとワクワクが止まりませんでした。

自分のパフォーマンス時間が終わってステージから降りると、少しの間はアドレナリンが出ていましたが徐々に疲労感が出てきました。
そして他の方のパフォーマンスを見て、こういった言葉で話せばお客さんと一体感を出せる、ここで少し間を空けたほうが雰囲気が出るなど勉強になることがたくさんありました。
今回、Cherry Blossom Festaのステージに上がらせていただく機会をくださった関係者の方々に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。

4日はNHK Eテレのバリバラに出演させてもらいました。
撮影を行ったのは2月の後半ぐらいで、今回の企画の担当ディレクターの方が関西にある自立生活センターにいる僕の友達の知り合い繋がりで、今回のオファーをいただきました。
番組を観ていただいた方はわかっていると思いますが、来年のオリンピック・パラリンピックに向けた「2020まで待てない!みんなで勝手にやる杯」でいろいろな障害を持った人が行えるスポーツはなにか?という内容の中のテーマソングを歌わせていただきました。
当日は、インタビュー含め約40分という猛スピードで撮影が終わりました。テレビに出演させていただくのは初めての経験なので、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
約2年前の夏にバリバラで行った企画「ココがズレてる健常者2 障害者100人がモノ申す!」に出演する予定でしたが、同じ時期にADA27ツアーでアメリカ・ワシントンに行く期間と番組の収録日が被ってしまいやむなくお断りしました。
それから2年が経ちその期間で様々な経験を僕自身させていただいて、それなりに成長して今回このようにバリバラに出演させていただいたことは、きっと何かしらの意味が込められた2年越しではないかと思いました。
番組を観ていただいた方をはじめ、今回のオファーに繋げていただいた兵庫の自立生活センターにいる友達や担当していただいたNHKのディレクターの方に心から感謝申し上げます。

 

そして5日は、今年初のレコーディングでした。
久しぶりのレコーディングで直前まで緊張していましたが、歌い始めてからは感覚を取り戻してきて冷静に、客観的に歌っている自分を見れる余裕がありました。
去年の11月に発売したアルバム My Burning Music から約5ヶ月が経つなかで、僕の第一目標である「東京2020 オリンピック・パラリンピック大会の開閉会式のステージに立つ」ということを達成するために、もっとアピールが必要だと考えました。
31日に行われた、Cherry Blossom Festa のようなステージや場でパフォーマンスすることは大前提であると考えながらも、去年の夏頃からアルバム制作とは別に新たに歌詞を書いてストックしていました。今回その中から新曲を6月、12月に一曲ずつ、さらに来年の3月(仮)にアルバムを配信販売することを予定しています。

さらに、前回のアルバムは

Performer Kentaro Sugiyama名義

 

としてエンターテイメント性がかなり高い曲でしたが2019年〜2020年に出す曲は、

 

人間 杉山健太郎

が普段感じていることや、これからの日本の社会を担う子供達に向けたもの、世界に向けて伝えたいこと、さらに来年のオリンピック・パラリンピックを意識し、「和」「人として失ってはいけないもの」をコンセプトにしてこれから制作に取り組んでいきます。
すでに2曲のメロディーサンプルを作ってもらったものを聴きましたが、歌詞作りで意識したこともあってMy Burning Musicに収録されている曲とは雰囲気が全く違うものになっていました。
正直なところ、制作費はかなり掛かるのが現実です。ですが、僕はお金ではないものを皆さんから頂いたり、僕の方から伝えられることが、きっと絶対できていると思っています。
Cherry Blossom Festa のステージで感じたことの一つで、My Action、自分から行動すれば、周りも変わる、の言葉が持つ力や意味に無限大の可能性があると確信しました。
約4年前に考え出した、自分の表現する言葉=My Action! もしかしたら、令和という新時代に必要な志なのではと思っています。

 

 

My Action General producer・Performer Sugiyama.

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