2019年…。

皆さま、明けましておめでとうございます。
今年も、My Action 及び Kentaro Sugiyamaをどうかよろしくお願い致します。
Facebookには簡単に書きましたが、今年は下のプロジェクトを行う予定です!

 

・4ヶ月連続新曲リリース!
・夏頃に1dayコンサート!!

 

 

去年に引き続き、ブログ・My Poem・ラジオ Burning Talkは今年も行なっていきますので、ぜひ読んだり聞いたりしていただいて、お知り合いの方にも紹介していただければと考えています。
今年は上に書いた二つのプロジェクトの他にも、一つでも多くの学校や障害者施設などに行って、My ActionのPerformerである私を通して去年以上にいろいろな方に障害者のことや自立生活のことを知ってもらいたいので、ぜひお声をかけてください。
よろしくお願いします。
そんなことを考えながら年末年始を過ごしていました。大晦日は生まれて初めて紅白歌合戦をフルで見ていました。
平成最後の紅白歌合戦だけあって、いい意味でNHKらしくない演出だったと思います。でもその中でも残念だったのは、障害を持った人がステージに上がっていなかったことです。
一昨年の紅白では、大前さんという義足のダンサーが平井堅のバックダンサーとしてパフォーマンスしたことが話題になっていました。平成最後・オリパラまであと2年を過ぎる紅白の場で、もう障害を持った人がステージに上がっていないことに対して、個人的にはまだ甘いと感じました。

1日から3日まではずっと家にいて、テレビやAmazon primeで動画を観たりダラダラしていました。
去年のクリスマスにエアコンが新しくなったおかげで、いつもより暖かく感じて快適でした。
大晦日に母親がおせち料理を持ってきてくれて、1日にそれを食べながら過ごしていました。あまりおせち料理は好きではないのですが1年に1回しか食べないものなのでありがたくいただきました。
20歳から自立生活を始めて以来、毎年母親がおせち料理を持ってきてくれてすごく嬉しいのと同時にお雑煮を食べてないです。子供の頃からあまりお餅は好きではなく、喉に詰まって死んだらという危機感を感じながら食べるほどでもないと思い家族が食べていても私だけ「いらない」と拒んでいました。
毎年お正月になると、お餅を喉に詰まらせ死亡しました。とニュースで報道されているのを観て僕は、そこまでしてまでお餅を食べたいのか、と、毎年同じようなニュースが報道されているのを観ているはずなのに、もしかしたら自分が… という考えすらしないのかなと思う。
お餅以外にもっと美味しくてお正月を感じられる食べ物はあるはずなのに、「死」というリスクが高いものをわざわざ食べる必要性と風習はどこからきたのだろうかと毎年考えてしまう。

4日は府中の映画館に、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観てきました。
内容についてはまだ観てない人もいるのであまり触れませんが、筋ジストロフィの障害をもつ鹿野靖明さんとボランティアの皆さんの実話に基づいた映画です。
鹿野さんは既にお亡くなりになっていますが、今のヘルパー制度が整う前に自力でボランティアを集めて北海道で自立生活を自分の命を削りながらも最期まで貫き通した人で、「大気圏を超えて宇宙にたどり着くぐらいの自由さと、信念を持った」生き方をして観ていて、今の障害者(私も含めて)に足りないものが鹿野さんの中にははっきりと見えていたのかなと介助者やボランティアの力を借りて生活する事の難しさと凄さを考えさせられました。
僕は「自己主張」と「わがまま」の違いは、信頼が存在するか否か。だと考える。信頼というのは形として見えないものだけあって第3者が判断できるものではないと思う。
介助サービスを使って自分の生活を介助者にサポートしてもらっている私は、介助者全員とまではいかないがこちらから心を開かないと信頼が生まれる以前の段階になってくると思う。映画の中でも「鹿野さんの生活の全部を見られている」という場面があるのだが、障害者の生活を知らない人にとっては驚きとして入ってくるが、実際に同じような生活を送っている私からすると、介助者やボランティアの力を借りて生活している事は、まだ社会通念にはなっていない
と感じたとともに、私みたいな障害を持った人がもっと街中に出ていくことが必要だと思った。
ぜひ、多くの方に「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観て頂きたいです。

冒頭にも書きましたが、今年は昨年以上にいろいろなプロジェクトを始めていく事と、いままでやってきた事、ブログ・My Poem・ラジオ Burning Talkをより強化して楽しくMy Actionや私のような障害者の事を知ってもらうきっかけになっていければと思います。
今年もよろしくお願いします。


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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