「生きる」ことについて…。

22日から24日まで検査入院でした。僕は睡眠時に血中酸素濃度が下がってしまうため、必ずBiPAP(バイパップ)と言われる人口呼吸器を約5年くらい使用しています。
もちろん旅行や出張へ行く時も持っていき、2年前にADAツアーでアメリカに行った時も持っていきました。短時間(約30分くらい)の睡眠であれば問題ないのですが、BiPAPを使わずに8時間くらい寝てしまうと起きた時に頭痛と発声がしづらくなってしまいます。
なので、僕にとって「生きる」ことに欠かせない物の一つです。半年に1回のペースで身体の呼吸状態とBiPAPにデータとして記録されているものが身体に合っているかどうかの検査を2泊3日の中でしています。
ここ1、2年は特に大きな変化はなくBiPAPの設定を変えることもなく、検査入院時に行うCTやレントゲンの結果も特に異常なく今回も終わりました。

 

19日には今年初めての江ノ島へ行ってきました。この日は快晴でそんなに気温は高くなく風が吹くと少し肌寒いくらいでした。
去年の夏に江ノ島へ行った時に見つけたSUNCAFE PARADISE 江ノ島マリーナの中にあってオーナー自らが手作りしたお店になっています。
お店の目の前は江ノ島がオーシャンビューになっていて、波の音が海からの潮の香りが香ってきてそこで飲むお酒はすごく美味しいです。
値段は少ししますが、非現実な雰囲気を味わえるのですごくオススメです。
残念ながらこの日はあまりフードのメニューはなかったのですが、八王子から2時間くらいかけて行く価値はそこにはありました。

すごくありきたりな言葉になってしまいますが、海を見ていると自分が抱えている悩みや考え事は小さいと感じさせてくれます。
残念ながら車椅子でビーチの上を走ることはできないのですが、それでも空と同じでどこまでも続く地平線を見ていると言葉では言い表せないくらいの感情が湧き出てきます。
この日気がついたらお酒を4杯くらい飲んでいて、16日に両親の結婚記念日だったので何かプレゼントになるものはないかなーと探していたら、無料でお名前をお入れします!と書かれたお箸を売っているお店があったので両親の名前を入れてもらい、江ノ島からその脚で実家へスギヤマゾンがお届けにいきました。
両親へのプレゼントを買うついでに、ちゃっかり自分の分も購入し「My Action Sugiyama」とお箸に入れてもらいました。

 

20日はいつも交流している小学校へ行き、運動会で行われる組体操の練習風景を見学させてもらいました。
強い日差しが降り注ぐ中、この週末に向けて先生からの熱い指導と子供たちの優しい笑顔が見れて信頼関係ができていると感じました。
組体操を見ていて、身体のバランスを上手く取れない生徒が多いと感じました。もちろん身体が不自由な僕が言うことではないですが、明らかに足腰の力が弱ってきているのを目の当たりにした気がしました。
これから行きていく上で、身体が資本なのは明らかなことで自分の身を守る力が備わっているのかと少し不安になりました。
練習を見ていて僕から一言!と先生に言われたので、失敗してもいいから、自分を信じて、友達を信じて全力を出してください!!!と伝えさせてもらいました。
もちろん、組体操が始めから終わりでビシッとカッコよく決まることは目標だと思うのですが、僕が練習を見ていて感じたことは生徒が卒業して5年10年後した時に、小学校の運動会でやった組体操の練習は辛かったけど楽しかったし…。と何か思い出として残ることが先生たちにとって最高の宝物になるのではと感じました。

 

今週は僕の検査入院を始め、いろいろなことから「生きることについて考えさせられる1週間でした。
衣食住が満たされていることが生きているとは限らず、僕も含め何を目的に毎日をどう過ごすかで物事への視点の数や見方が変わってくると思いました。
自分の想いを歌詞や言葉にすることが多いせいか、ふとした会話やメール・LINEなどの日常的に交わされる言葉に対してすごく気になることが多いです。
それは自分の心の中で相手のことを非難することもある時も、また相手にしっかり伝えきれない自分に対して憤りを感じる時もあります。
今、ここまで書いた文章で僕の想いや考えていることが何%くらい、何人くらいの人へ伝わっているのかと不安になりながら書いています。
僕の想いをみなさんに理解してもらう一番の方法は、全員と直接お会いしてお話させていただくことだと考えています。ただ現状として「死」までの期間でどれぐらい現実としてできるのかは分かりません。
だからこそ、毎日を必死に生きお会いできる人とは自分の時間を割いてでも損得考えずに顔を見てお話させてもらうことで、何かが生まれるきっかけになるのではないかと江ノ島の海を見ながら、組体操の練習を真剣に取り組んでいる生徒と先生の姿を見ていて感じました。

 

 

最後に新曲情報です!!
杉山健太郎 From My Action 小さくて広い世界 6月19日配信リリース!!

2019年から2020年にかけては「杉山健太郎」名義として、普段考えていることや地球規模、身近な人に対しての想いを歌にのせてお届けしていこうと思っています。

「小さくて広い世界」この曲のコンセプトは、「世界から見た自分、自分から見た世界」です。
いろいろな国や地域で争いが絶えない世界、学校や会社で起きているイジメ、規模は違っていても根本の問題は同じだと思います。

人を傷つけ、人を愛し、同じように自分を傷つけ、また誰かから愛されたいと想いは変わりません。
その繰り返しで歴史が出来上がってきています。
そんなことを考えて、「人間、杉山健太郎」が歌にし少しでも聴いてくれた人に何かが届けばと思っています。

 

 


My Action General producer・Performer Sugiyama.

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