気がつくともう1月が終わって、そんなに体調を崩すことなく適度に太陽の光や風にあたれたり、やるべきこと・やりたいことに時間を割くことができたりとそれなりに後悔が無い日を送れていたと思います。
新年早々に起きた能登半島沖地震の被害に遭われた方は、未だに避難生活を強いられている現実があるにも関わらず日を追うごとにニュースで取り上げられることが減っていく中で、まるでもうなかったかの様な雰囲気に対して僕はすごく恐怖と寂しさを感じています。
震度7の大きな地震が起きて、亡くならなくても良い命がたくさんこの世界から消えていき、自分たちが住んでいた大切な家が一瞬のうちに壊れ慣れない環境の下での生活を今この瞬間も強いられている方に対して、僕を含めた個人ができることや国として取り組むべきことがなされていない様な感覚を僕は感じています。
東日本大震災で学んだはずのことや、得た経験や知識が今回の能登半島沖地震にどれほど活かされているのかを考えた時にあまり活かされていないのを僕は感じて、永田町にいるおじさんやおばさんたちは自分の身のことだけを考えて国民のことなんかは本当に頭の中にないのだと思ってしまいます。
あまりグチやネガティブなことばかり考えて文字にするよりは、自分にできることに対してしっかりと向き合っていく中で近くにいる人を笑顔にすることに力と時間を割き結果を残していくことに集中していくことの方がとても重要なことなのだと、今日もできることをやっていきます。
2025年の冬に絵本の出版を考えて、そこに向けて製作費を作り出すことや絵本に出てくるキャラクターのくらっかーくん(僕をモデルにしたもの)やシロコさん(介助者をモデルにしたもの)に対して知ってもらうことや愛着を少しでも持ってもらうことが必要だと考えています。
先月24日に絵本のイラストを書いていただく方とオンラインでミーティングを行い、くらっかーくんとシロコさんのLINEスタンプを作ることから始めていき、その後にもいろいろな手を打つことで少しでもお金を作っていくことを共有させてもらいました。
どこまで自分が考えている打ち手がハマるかや、絵本を作る目的である“僕の生活を子供達に知ってもらう”ことがどこまで達成できるかなど考えれば考えるほど、不安と恐怖で押しつぶされそうになる中でもしっかりと考えた上で進めていけばと思っています。
1月26日に出版した書籍 己を革命せよ の中にも書いたのですが、いろいろなものが溢れている現代で《一品限定》や《あなたの要望に応えます》の様に付加価値をつけて販売していかないと、今までの様には簡単に物を買ってもらうことは困難だと考えています。
僕は障害=個性の一部だと考えているので、《障害を持った者が考えて作ったモノ》といった付加価値を全面に押し出して販売していくべきだと考え、福祉業界に対して広めていくことで作業所などで一生懸命働いている人へ渡る給料を上げていくことで、QOLの向上に繋がっていくと考えています。
詳しくは書籍に書いてあるので、ぜひ買って読んでいただきたいです。
絵本の話に戻ると、いろいろなストーリーの絵本が書店に並んでいる時にバリアフリーについて描かれたものや、LGBTQSについてのストーリーで描かれたものなどがある中で、僕の様に24時間必ず人が横にいてくれて生活をしている人のストーリーの絵本があってもいいのではと考えています。
もしかすると既に存在しているのかもしれませんが、人それぞれ生活が違うのと同じ様に24時間必ず人が横にいてくれて生活している人のストーリーは十人十色なので、僕には僕にしか見えていないものがあってそれを描くことは決して無駄ではないと考えています。
それと制作過程(プロセスエコノミー)を発信してそこにできたものを販売している障害を持った人はいるのかと見た時に、あまり僕の周りには見当たらなかったのでそこをハックすることも重要であると共に、先にも書いた様に絵本の制作費用を生み出すことにも繋がっているのではないかと考えてこれから進めていきます。
少し気は早いですが、僕のところに来てくれている介助者の中で学生さんがいてちょこちょこと卒業するにあたって介助をやめる流れが出てきています。
介助をしてくれたことには感謝していると同時に、辞めていった人の代わりに入ってくれる介助者を探すことにも作品制作と同じくらい時間と力を割いていかなければと考えていて、SNSだけの募集だけでなく実際に駅前でチラシの配布や僕の生活に興味を持ち介助をしたいと思いを抱いてくれる仕組みを作っていかなければと考えています。
学生さんが介助に入ってくれている時点で、このループから外れることはないので一つ大きなシステムを作って毎年卒業シーズンが近づく頃に稼働できる状態を本気で考えて作っていかなければ、自分の生活が成り立たなくやりたいことができなくなってしまうので事業所と連携していければと考えています。
これからさまざまなテクノロジーの技術を積んだ機械が出て、今までは人の力でしかできなかった仕事がテクノロジーの力で十分に補える世界はすぐそこに来ている中で、福祉や障害分野だけは人の手が欠かせない分野ではないかと僕は考えています。
全て人の力で行わなくても、テクノロジーの技術を使うことで障害を持った人やそれを支える人の双方の負担の軽減や時間を短くすることを可能にしていけると僕は考えています。
それを可能にするためにも、人手不足の原因の根本の介助の仕事がどういったものかを透明化していくことで、どんな仕事内容なのかや必要なスキルが何であるかを動画や文章などさまざまなコンテンツで表現していく必要があると考えています。
My Action General producer・Performer Sugiyama.